全国こども電話相談室[いきもの]

なんで魚ははねるんですか？（5歳・男の子）

さかなクン：はねる魚を見たことがありますか？

こども：うん、おうちのコイがはねた。

さかなクン：コイ！！！　はねたコイは「水そう」にいますか？　それとも「池」にいますか？

こども：池です。

さかなクン：そうかぁ。それはね、元気がいいからだと思いますよ。

こども：コイがタマゴをうみそうなんですけど･･･。

さかなクン：あっ、なるほど。コイはね、タマゴをうむとき水の浅いところにうつってきます。それを「のっこみ」というんですけど、浅いところの草などにタマゴをうみつけるんですね。だから、コイは元気がいい時にもはねるんですけど、タマゴをうむ時にも浅いところに来てバシャバシャはねるんですね。あとはコイのほかにナマズも有名なんですけど、池などでかっていると地面の電磁波（でんじは）を感じとってじしんの前にはねることもあります。
そのほかにも魚にはいろいろな飛びはね方があります。たとえばトビウオみたいに海の中で食べられそうになった時、飛びはねてにげるという魚もいます。
また、とてもおもしろい魚がいます。熱帯魚（ねったいぎょ）の中にジャンピングテトラという魚がいます。学名はコペラアーノルディと言うんですけど、その魚はジャンプして陸にある葉っぱにタマゴをうみつけるんです。それで、オスがそのタマゴがかえるまでピュッピュと水をかけてあげるんです。だからいろいろなはね方があるんですよ。
で、コイはもうタマゴをうみましたか？

こども：うん。
さかなクン：そうかぁ。じゃ、そのタマゴは別の「水そう」に入れてあげてください。そうしないと食べられてしまうこともありますからね。

さかなナビゲーター：さかなクン　先生

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