いきもの
Q. バッタやチョウの皮膚はやわらかいけど、クワガタやカブトムシの皮膚は何でかたいの? (小2・男の子)
A.

バッタやカブトムシというのは同じこん虫なんだけど、しゅるいが全然ちがうんだよね。
カブトムシやクワガタは甲虫類(こうちゅうるい)というんだよね。かたい羽を持っている種類なんです。どうしてかたい羽を持っていて、もう一種類はもっていないかというと一番いえるのは、生活の仕方ではないでしょうか。
たとえば、バッタは緑色していたり茶色したり草の中でも目立たないでしょう。だから意外と鳥などにも見つけづらいわけ。だから鳥が食べようとして発見しようとしてもなかなか発見できないから、柔らかい体をもっていても平気なんだと思います。しかし、カブトムシやクワガタはすごくかっこいいけど、でも目立つよね。だから少しぐらい鳥につつかれても平気なように出来ているんだと思います。それから、もうひとつはバッタはあまり戦わないでしょう。たとえば、オスがメスを争って戦う事はあるかもしれないけど、かみつきあったりはないよね。でもね、カブトムシやクワガタはじぶんのえさの木のみつを食べるのに、ほかの虫とあらそったり戦います。だからカブトムシやクワガタはかんたんに体がこわれるのはこまるわけ。だから、生活の仕方のちがいが体のちがいにつながっていくと思いますよ。


プロナチュラリスト:佐々木洋 先生

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