いきもの
Q. どうしたら鳥とお話できるようになりますか? (小2・女の子)
A.

まず、鳥とお話しようという気持ちにならなくてはならないので、飼っていても飼っていなくてもいいので、「ひよどり」とか近くにいる鳥の声を聞いてみて下さい。
すずめだったったら、ふつう「チュンチュン」だけれども、同じチュンチュンでも「ジュジュジュジュジュ」みたいになく時はおこっていたり、後は「ジィェジュ」とかなくときは、イヤナキといってなにかをこわがっているときの声だったり、「チュゥチュン」とかないているときはすごい楽しくて、「おなかいっぱいだ、ワアィ」みたいな時など色々あるんです。また、すこし時期が過ぎてしまいましたが、春になると「フュゥフュゥ」となくときはラブコールといっておよめさんをさがしているときの声なんですよ。同じすずめですけど、本当にたくさんのなき声があるんですね。
では、どうしたら鳥とお話できるようになるかと言うと、まずは声を聞いてもらいます。そして次にその声をすこしづつにているようにまねするんです。ここで大事なのは、鳥と同じように上手になこうと思わずに鳥より下手なんだけれど鳥とおなじようになくようにするんです。ちょっとむずかしいですよね。ウグイスは「ホーホケキョ」だよね。でもこれを少し下手にやると「うわぁ、下手な人間がないている」と思って、うまくないて教えてくれようとするんです。ですから、鳥をいい気持ちにさせておいてこちらからはしたてにでると鳥はなき方を上手に教えてくれます。今はちょうど鳥のさえずる時期。7月8月になってしまうと、さえずりが終わってしまうので今一番返事をしてくれる時期なんです。ただ、鳥も巣づくりなんかでいそがしいですから、あまりお邪魔しないようにしてくださいね。どういうことを会話してもらえば言いかというと「元気? 生きてる?」でいいんです。そういう気持ちで鳥に話しかけてあげてください。


日本野鳥の会・エッセイスト:三宮 麻由子 先生

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