うろこは「皮膚(ひふ)」でできています。体を守るために色々なタイプがあります。たとえば、サメ。サメは皮歯(ひし)といううろこなんです。サメというとギザギザの歯のイメージが強いですよね。一生のうち3万本も抜け替わるというデータがあるんです。ですから、エスカレーター式に前の歯がぬけると次の段の歯が生えかわるんですけど、その歯と皮がいっしょで「エナメル質」というものでできています。かたい物質でできているんです。けっきょくサメのうろこというのは歯といっしょで一生の内でぬけかわるんです。ぬけかわるごとにだんだん大きくなっていくんです。
ようするにうろこは体を守るためにできているので肌からできているんです。そして、このうろこにも年輪(ねんりん)というのがありまして、こんど大きな鯛などのうろこをむしめがねなどで見ますと、木の年輪みたいにわっかがたくさんあって、だいたいこの鯛は何歳ぐらいかと分かります。今のとてもすぐれた顕微鏡(けんびきょう)ですと日輪(にちりん)までわかるそうです。何歳何日までわかるそうですよ。
さかなナビゲーター:さかなクン 先生
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