いきもの
Q. どうしてステゴザウルスには背中に板がついているのですか? (6才・男の子)
A.

ステゴザウルスは草食恐竜(そうしょくきょうりゅう)といって草を食べる恐竜です。このステゴザウルスには野球のベースのような大きな板がたくさんついています。
これは肉をたべる恐竜から身を守るためについていたものといわれています。この板は、ほとんど骨みたいなものなのでとてもかたいんです。だからこの板があると背中がこうげきされづらいんです。板がついているとかまれにくいですしね。ステゴサウルスには、その板のほかにしっぽの先にとてもとがった角みたいなものがついています。だから、背中の板で身を守りしっぽでこうげきして「てき」をおいはらうというのが基本なんですね。
また背中に大きな板がついていれば「じぶんは、肉を食べる恐竜からも身を守れるつよい恐竜なんだぞ」と、えばることもできるよね。そこでステゴザウルスのオスどうしが「おれのほうが強いんだ!」と、きょうそうをしていたようです。これはおよめさんをもらうときに役立てたようです。ほかにもこの板がやくだっていたようで、さむい時はそれを太陽にあてて体を温めたり、ぎゃくにあったかい時にはその板を風にとおしてすずしんだりしたんじゃないかなぁとも言われています。


イラストレーター:ヒサクニヒコ 先生

[戻る]