カブトムシはふつう冬をこさないからまだ生きているっていうのはおどろきだなぁ。秋や冬というのは、生きものにとって苦しい時なんです。わたり鳥ももともといたところが冬になって寒くなってしまい日本ににげてくるんだよね。鳥は「わたり」ができますが、虫は「わたり」ができません。だから多くの虫は大人は死んでしまって卵になって冬をこすのが多いんです。だからざんねんだけれども、カブトムシは死んでしまいます。ちなみに、もしカブトムシのお父さんとお母さんがけっこんをして、卵をうんでいたら卵のじょうたいで冬をこすこともできるのですが、オスとメスとりょうほういるのかな?
こども:いません。
そうか。もしけっこんをしていたらお母さんがおちばのたくさんつもったところにもぐっていって卵をうむんです。卵は30個から50個もうむんですよ。これは、ざんねんだけれども、これはいのちのさだめなのでしかたのないことです。だから、死んでしまったらうめてあげて「がんばったね」といってあげてください。それと、いつまで生きていたか記録しておくといいですよ。「何月何日、今日も元気」とかね。
日本野鳥の会 ネイチャースクール:安西 英明 先生
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