さいしょどうぶつは貝とかお魚とか海の中にいました。それからつぎに出てきたのが「りょうせいるい」といってカエルなどのなかまです。あのような生きものもいきなり足がでて立つというわけにはいかず、カエルのおたまじゃくしみたいに「ひれ」がでて、すこしづつ足がでてきて立てるようになりました。そしてカエルから、ヘビやトカゲなどの「はちゅうるい」がでてきました。これらの生きものも足はあるものの、とにかくしせいをすごく低くしています。そうしててきに見つからないようにしていったのです。さいごに鳥や「ほにゅうるい」がでてきました。
いずれにしてもどうぶつたちは「こどもを残すほうほう」と、「ごはんをとるほうほう」と「てきにころされないほうほう」をがんばって身につけてきました。そのとき、4本の足をもつというのはすごく「力強い」のです。たとえば、犬をかっている人はわかるけれど、けっこう小さい犬でも、さんぽのときひっぱられてしまうことがあります。4本の足だとすごく力がでるんだよね。またてきがせめてきたときも4本の足ならふせてかくれることがかんたんでしょ。自然の世界ではこれらのことがとても大切なんだよね。だから今もほとんどの生きものが4本の足で歩いているんです。2本の足で立っているいんしょうのあるカンガルーもふだんは4つの足をつかってますよ。
動物コンサルタント:川口 幸男 先生
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