ダンゴ虫の赤ちゃんは白くて小さくてかわいいよね。その赤ちゃんですが、じつはお母さんと同じものを食べます。ちなみにダンゴ虫は、「おちば」を食べます。やわらかい「おちば」がだいすきで、とくにすこしくさりかかったほうがいいんです。そのおちばも「まつば」とか「すぎのは」がまじらないものがすきで、「さくら」とか「もみじ」ように葉の大きいものがすきなんです。それにダンゴ虫をかっているならば、ダンゴ虫の脱皮（だっぴ）といって皮をぬぐのをみたことがあるかな？
あれはおもしろいのでぜひ見てみてください。ダンゴ虫は体の皮を半分ずつぬぐんです。ある日は、体の半分より後ろをぬいで、そのあと体の半分より前をぬぐんです。そしてぬぐたびにどんどん大きくなるんです。ダンゴ虫はおおきくなるまでにだいぶかかるので、1年ぐらいかけて育ててください。

多摩動物公園昆虫園：高家　博成　先生