今のどうぶつでもそうですが、恐竜はそのしゅるいによっていろいろな「みのまもり方」をしていました。いちばんだいひょうてきなのは、「ぶき」をもつことです。たとえば角をもったり、かたいよろいをきていた恐竜もいます。それからとげがあったり、しっぽにハンマーをもった恐竜もいました。そのようなぶきで、てきをなぐったりつついたりしていました。
2ばんめに、どんどんおしろみたいに大きくなってせめてこられないようにするというものがあります。「セイスモサウルス」などは、このみのまもり方していました。おおきくなってすばやくなくなりますが、ぎゃくにせめられもしないようになったということです。ちなみに恐竜のおおきさベスト50をつくったら、ぜんぶ草食恐竜になってしまうほどで、肉食恐竜でいちばん大きいのはティラノサウルスですが、おもさでいったらアフリカゾウとおなじくらいしかないのです。
3つめは、逆にダチョウとかカモシカとかみたいに体を小さくしてはねまわってにげるという身のまもり方もありました。この3つぐらいの方法で敵からにげていたようです。
科学ジャーナリスト:富田 京一 先生
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