虫はわかっているだけで、3万しゅるいいます。じっさいは10万しゅるいいるといわれていますが、そのなかのはちだけでも何百しゅるいもいるんです。
では、どんな力をもっているかと言うとたとえば虫にたまごをうみつけて、その虫をたべて大人になる寄生蜂(きせいばち)というものがいます。アゲハチョウのようちゅうをかっていてさなぎになったから、チョウがでてくるかなとおもったら、ハチが出てきたなんてことがあります。ほかにはさすハチもいます。この6月ぐらいによくとんでいるのは、マルハナバチというクマバチによくにていて、ちょっとふとめのハチなんですが、そのマルハナバチでも5しゅるいぐらいいるはずです。
ただ、さすのはメスバチのハタラキバチです。メスバチには、産卵管(さんらんかん)というたまごを産むためのはりがありますが、ハチの中でただ一匹たまごを産む女王蜂(じょうおうばち)は、その針でたまごをうむのでさしたりはしません。また産卵管をもっているのは、メスだけなのでオスのハチもささないんです。おなじしゅるいのハチでもやくわりによっていろいろ力もちがうのです。
日本野鳥の会:安西 英明 先生
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