アフリカに行くと、ぞうのほねがひとつの場所にたくさんあつまっているところがあります。だからもしかしたら、ぞうにはぞうのおはかがあるかもしれないということになり、いろいろな学者が調べました。そのけっかは、ぞうのむれがみんないっぺんに病気にかかって、死んでしまったあとなのではないかということでした。
ぞうはむれでくらしていて、水のそばにすんでいます。びょうきなんかになるととくに水を飲みたくなるので、みんな水のそばに集まるんですね。そこで力がなくなって死んでしまい、おおくのほねがひとつのばしょで見つかったということです。それから、ぞうが死んだなかまぞうのきばをもって歩いている姿がよく見られます。だから、ぞうは仲間が死んだことをかなしむこともあるのではないかと言う人さえいるほどです。ただそこははっきりわかっておらず、ぞうが仲間の死をわかることができるのかはぎもんです。ぞうは人間のわからないところがまだまだあって、ほんとうにふしぎないきものなんですよ。
動物コンサルタント:川口 幸男 先生
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