兵藤先生:このひみつは、「ほほぶくろ」というふくろがほっぺのところにあって、そこにひまわりなどの食べものをためておくことができるからなのです。これは小さくてよわいどうぶつによくみられるものです。ハムスターは、小さくて力があまりないどうぶつだよね。だからハムスターは、ちょこちょこっとえさを口にいれては、どこかあんぜんなところにかくれてごはんを食べるのです。そのためにあるふくろなんですよ。1日ぐらいごはんが食べられなくても、その「ほほぶくろ」から少しづつごはんを食べることができるのです。それから、もしほほぶくろがいっぱいになってごはんがためられなくても、どこかにごはんをかくしておいて、それをたべることもあるんです。もちろんほかにもごはんをかくしておくどうぶつはいます。牛なんかもそうですね。牛はごはんをいっぱい食べておなかの中にしまって、すこしづつ口のほうにもどして食べているのですよ。ただし、ハムスターはチョコレートなど、すこし「ねばり」のあるものをたべると、ほほぶくろにつまってしまって、そこがびょうきになったりしてしまうのです。だからそういったことをすこし気をつけてごはんをあげてくださいね。
おねえさん:タイショーくんもたべものには気をつけてくださいね。でないと、兵藤先生の病院にいくことになってしまいますよ。
タイショー:そうだな。なんでもかんでも食べるというのはあまりよくないのかもしれないな。
先生
|