トビウオにもいろいろなしゅるいがあって、おとなになっても5センチぐらいのトビウオもいますし、40センチぐらいのからだの大きいものもいます。
大きなトビウオだと、船がちかくにきて、おどろいてとびあがると200メートルぐらいはとぶことができるんです。小さいものでも、10メートルぐらいはとべますよ。ただ、高さはすごくとんでも水めんから70センチぐらいですね。
トビウオのしっぽのヒレというのは、下のほうに「Y」のようなかたちになっているのです。そしてこの「Y」のヒレがすこし長めなんですね。だからトビウオが海の上をとんでいくと、ヒレが水めんについてスーッとスジが水めんにできたりもするのです。
200メートルといったら、すごいよね。トビウオというのは、大きなカツオやマグロなどに追いかけられてとびだすので、それくらいとんでしまえば追ってくるものからもにげられるよね。じっさいは水のなかをおよいだろうがはやいのだろうけど、身をかくすには水のなかから出てしまったほうがいいのかもしれないね。
横須賀市自然人文博物館:林 公義 先生
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