 |
渡り鳥は、どうして地図もないのに、行きたいところに行けるんですか?
(6さい・おんな)
|
 |
渡り鳥の体の中にはね、コンパスっていって、自分が行きたい方角がわかる機能を持ったものがいます。それに鳥は体の中に時計も持っているんですよ。 体内時計なんていうんだけどね。これは人間も気がついていないけども、人間も持っているんですよ。あとは、星を目印にして飛んで行くんじゃないかとか、地形を覚えて飛んで行くんじゃないかとかいわれています。 そういう意味では、先輩(せんぱい)から教わっているかもしれないんです。ヒナがはじめて渡りをするときはとっても事故が多いそうです。渡りっていうのは長い距離を飛んで行くんだからとっても大変だよね。 体力もたくさん使うし、飛んでる最中にお天気が悪くなってしまうかもしれない。 でも、鳥たちは一所懸命飛ぶわけだ。だから何回も渡りをしたことがある鳥はしっかりと長生きすることが多いそうです。
上野動物園・葛西 宣宏 先生
|
|