いきもの
Q. どうして春になると、夜にネコがニャーニャーなくの? (小4・おんな)
A. ネコは私たちと同じほ乳類なんですね。
ほ乳類とは、例えば鳥のように卵から生まれるのではなく、人間のようにお母さんのおっぱいを吸って大きくなる生き物をいいます。
でもね、ほ乳類の中でさらに詳しく見ると、人間はネコとはちょっと違うんです。
どこが違うかというと、人間は昼間活動をするんです。でも、ネコを含めて、多くのほ乳類は夜に活動するんですね
このような動物は「夜行性(やこうせい)」といってあまり目が良くなくて、鼻で色々なことを判断していく夜の生き物なんです。
じゃあ人間はどうかというと、目で見て判断していく昼間の生き物で、およそ4000種類いるほ乳類の中で、特別なんです。
だからネコが夜になくのはおかしい事じゃないんだよ。それともう一つ、春はネコの結婚の季節なんです。ネコは結婚シーズンになると普通の声と違う声でなくんですよ。
だからまとめると、ネコが結婚シーズンのために普段と違う声で騒いでいるということと、ほ乳類だから夜騒ぐということ、それを知っててもらうといいんじゃないかな?

日本野鳥の会ネイチャースクール所長・安西 英明 先生

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