28. February 2001 on air

斬新なアイディア、洗練されたセンスから生まれた数々のレシピは、おいしくて簡単でおしゃれと幅広い層に支持されている。また、器使いから花飾り、家事、収納のアイディアまで「楽しい暮らし」を提案し、レストラン・雑貨ショップ「ゆとりの空間」をプロデュース。
著書は『たれの本』『ごちそうさま、ききたくて。』『もう一度、ごちそうさまが聞きたくて。』(以上、文化出版局刊)、季刊誌『すてきレシピ』(扶桑社刊)など多数。

飾らない語り口と作りやすいレシピで大人気の料理研究家、栗原はるみさん。自宅キッチンで料理番組の撮影中です。
長い間、専業主婦をしていた栗原さん。
料理研究家になったのは、他ならぬご主人に働く事を勧められたのがきっかけとか。
栗原さん
「私が自分の世界をもてなかったから心配だったんじゃない、主人が」
家族に作っていた料理をまとめたこの本は、今も売り上げ記録更新中。

栗原さん
「基本的には家の中のことを完璧にして仕事をするっていうのを、それだけはこの28年間変えたことはない。やはりこう、きちんとやったからイイ料理が生まれたと自分では思います」
そんなポリシーを持つ栗原さんは家の中の暮らしに楽しみを見つける名人。最近は、そのライフスタイルが取り上げられる事も多いのです。

オリジナルブランド『Harumi・K』には、栗原さんらしいアイディアがいっぱいです。新潟でのショップオープンの日。栗原さんの到着を集まった多くのファンが待ち受けます。
栗原さん
「私がこんな事になっていいのかなっていうのは、ホント思う」

自分の世界を持った反面、忙しすぎる毎日。
栗原さん
「大変なところもあるけど、楽しいこともいっぱいあるわけだから。旅も多くなって自分の目できちんと正しい判断が出来るように訓練されてきて…」
「もし、専業主婦だったらもっとかわいい女だったかも…」

今でも基本は主婦、と笑う栗原さん。
「ウチの主人って、朝起きて歯を磨いたらね、熱くて濃いお茶が飲みたいの。だけど何時に起きるか分かんないから私は何度も見に行くわけ。私が気付いて熱いお茶をもって来てくれることが、何よりも好きなのが解るから、100%とは言わないけれど、守っています」

働く女になっても可愛い栗原さんは、暮らしを楽む主婦なのです。

▼ 一覧へ ▼