31. January 2001 on air

中学時代、美術教師から個人的にデッサンを学ぶ。
高校生になって、美術研究所にて油絵などを勉強、
学生デザインコンテスト「豹展」で入選。
卒業後、漫画家を志し、20歳のとき新田たつお氏のアシスタントに。

繊細なタッチで筆を走らせているのは、漫画家アシスタントの菅原彩子さん。『静かなるドン』などで有名な、新田たつお先生の下で勉強しています。

漫画家の魅力ってなんでしょう?
菅原さん
「読んでもらって喜んでもらえる。
いろいろな反応が返ってくるのが楽しいですね」


しかし、アシスタントは、机に向かってのハードな仕事。菅原さんは運動不足の体を動かそうと、ジムに通いました。
そしていつしか、ボクシングの魅力にとりつかれてしまったのです。
菅原さん
「逃げ腰になるとジムの会長から『下がるな、バカヤロウ!』と怒鳴られます。そこで止めずに手を出し続ける。その辺で、段々精神が鍛えられました。逃げてしまっては、自分が成長するチャンスを失ってしまう」

そしてなんと、菅原さんは、日本フェザー級アマチュアチャンピオンに輝いてしまいました。
菅原さん
「絵を描かないでいると描きたくなってきますし、サンドバックを叩かないで いると叩きたくなってきますし。ずっと一つの事を続けるよりは、交互にやった方が上手く集中できるかな、と思います」

菅原さんは今、女子ボクシングの漫画を描いています。

菅原さん
「女性ボクサーでも、これだけの人が頑張ってるんだよと、知ってもらえれば。ボクシングをやることで、今まで本当に漫画の方も自信持てなかったんですけど、自分自身に自信がついてきました」

これからも『逃げない、下がらない』。熱いハートで勝負していきます。

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