13.December 2000 on air

1962年生まれ。
大学卒業後、就職するが結婚退職。現在は介護ヘルパー、手作りエコ製品工房のメンバーなど多方面で活躍。

人に優しい自然の素材、『木』、を使って作った玩具などを販売しているのは、「ぶきブキ工房」の麻生木綿子さん。

麻生さん
「手に取った赤ちゃんや子供が舐めても安心で、好きなようにあそんでもらえる玩具が作りたかったんです」

一方で、麻生さんは、老人介護のホームヘルパーでもあります。
麻生さん
「お年寄りがお宅で暮らしていく住み易さとかを実現するための仕事なので、お年寄りの希望を引き出したり、模索というか、寄り道を一緒にしていきたい」

そんな仕事の経験から、麻生さんは、「介護」って?「子育て」とは?そして本当の「健康」とは?といったテーマを追求し、それをひとつの形にしました。
なんと、自宅マンションのなかを『木の家』にしてしまったんです。

住みなれた家で暮す素晴らしさと、『木』へのこだわりがマンションの中に木の家を作らせたのです。

アトピーの息子さんのために、化学物質の入ってない『木』の素材がいかされ、ホームヘルパーの経験からは、介護を考えた設計が施されています。
麻生さん
「底に炭が敷いてあるものですから、炭からマイナスイオンが出ているという話もあるので、心地よい暖かさや冷たさに包まれる木がするんです」

そして、老後への工夫も。
麻生さん
「おばあちゃんの部屋が出来たときのために、その部屋から洗面、お風呂、トイレが一つの空間でおさまるようにトイレの増設をしました」

実際にすんでみて、どんな感じでしょうか。
麻生さん
「うちに帰ると、ほんわか暖かいんですね。家全体にお疲れさまって言ってもらっているような、家に助けてもらっていますね。自分の良いと思った物に囲まれて暮らしていけたら楽しいと思う」

暖かい木のぬくもりに包まれて過ごす、快適空間を麻生さんは提案しつづけていきます。

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