11.October 2000 on air

子供が乗ったベビーカーを抱えて駅の階段を上り下りするのは大変なこと。自らの体験から、一主婦が「地下鉄乗換え便利マップ」を考えついた。
いろんなアイディアを思いつく福井さんは数年前、自らの発明を商品化するために、自宅の2階に会社『アイディアママ』を設立。
「レシートカレンダー」「モーモ−おしゃぶり」「指しゃぶりストップ手袋」など、ひびの生活から生まれた発明品を企画。
そんな中、「乗換えマップ」を思いつき、地下鉄一駅ずづ足で調べ上げたデータをもとにマップを完成。売り込み活動にも苦労した末、タウン情報誌やシステム手帳などに次々と採用され、ヒット商品となった。
いまでは更にそれを発展した形のソフト、カーナビとiモードを応用したマンナビの開発にまで業務開発は広がっている。
会社も十数人の社員を抱えるほど大きくなったが、社長の福井さん自信は以前と変わらない優しく温かい二児の母である。

元気は子どもの声を背に料理作りに励むのは、ごく普通の主婦(だった)福井泰代さん。
実は彼女、趣味の発明がこうじて自分の会社まで設立してしまったアイディア・ママなのです。
福井さん
「子どもをベビーカーに乗せて出口を捜し歩いていたら、子どもも私も疲れてしまって…」

そんな体験をヒントにひらめいたのが、『地下鉄乗り換えマップ』
目的地に応じてどの車両に乗れば、乗り換えに一番都合がよいかが一目でわかるスグレモノです。
福井さん
「社長はつらいですよ〜。がむしゃらって感じです」

福井さんの仕事はさらに進化を続けています。いまではインターネットや携帯電話を使った『マン・ナビゲーション』に発展。いつのまにかITビジネスの最先端を走るようになりました。
福井さん
「生活に密着した主婦ならではの発想を大切にしたいですね。男の人とは視点が違うのでそれを生かしたい」

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