13.September 2000 on air

新宿副都心のクリニックに勤務する内科医
夜はプロのシャンソン歌手としての顔を持つ。
ストレス解消にと始めた歌だが、趣味がこうじてプロとして活動するようになった。
ご主人も同業の医師。

車の中でのびやかにシャンソンを歌い上げている宮薗さん。気持ちよさそうですね。

宮薗さん「いやーやっぱり誰でも大きな声で歌うときもちいいでしょ」

キャリア30年になる内科のお医者さん、宮薗洋子さん。
患者さんとの対話を大切にしています。
宮薗さん
「胃腸関係の病気はストレスが原因のことが多くて、じっくり話を聴いてあげれば直っていく人もいるんです。そんな時、感謝されるとこの仕事を続けていてよかったなと思います」

患者さんとの信頼関係が医師としての励み、という宮薗さんにはもうひとつの顔があります。
『銀巴里』のオーディションに合格したプロのシャンソン歌手なんです。

宮薗さん
「そうね、やっぱりエネルギーの素。歌も一幕モノの劇だから沢山の人生を経験できるんです」

医師とシャンソン歌手、そして妻。たいへんなのでは?
宮薗さん
「よく二足のわらじとかいいますけど難しいことを考える必要は無いんじゃないでしょうか。自然の成り行きですよね」
診療が終わると、ドレスに着替えてスポットライトを浴びる…。
医師と歌手、一見つながっていないようですけど?
宮薗さん
「歌うことが嬉しい。そして、それを聞いた人が元気になってくれるとね…」

歌こそが自分にとって薬であるという彼女の力強い歌声が、また人の心を癒していくのでしょう。

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