6.September 2000 on air

1985年法学部卒。
在学中、航空部に入りグライダー操縦を習う。
95年から飛行記録に挑戦し、南ア共和国で動力滑空機自由飛行500Kmの女性世界記録、 1万メートル上昇など10の記録を併せもつ。
97年日本婦人航空協会「大空への挑戦賞」授賞。同協会理事。

普段は得意の英語を活かして翻訳の仕事をしている森中玲子さん。
それにしてもよく日焼けしています…。
実はこの人、高度記録1万276メートルなど10個の日本記録を保持するグライダーパイロットなんです。
森中さん
「1万メートルくらいにいくと地上がホント、地図みたいに見えて神々しく感じますね」

大学時代、グライダーに出会い空の魅力に取り付かれた彼女。ヘリコプターや飛行機の事業用免許を取得し、プロのパイロットとして活躍中。
結婚を機に引退し、グライダーをたのしむ日々です。
グライダーにはエンジンがありません。ある程度の高度まで引っ張り上げて、風の力を利用して飛ぶのです。

森中さん
「こうやって上昇気流に乗って。コンディションがよいときは三千から四千メートルも高く飛べます」

グライダーの魅力ってなんでしょう?
森中さん
「自然の力だけであとは人間の能力を高めることによって高く遠く飛べる。よりチャレンジの多い、仲間と一緒に長く楽しめるスポーツですね」

夏、灼熱の滑走路から家に帰って一息。これからの夢ってなんですか?
森中さん
「一番の夢はグライダーで1000キロの距離を飛ぶこと。これは日本では男性二人しか達成していないんです。1000キロ飛ぶのは朝から夕方まで1日中乗っている感じですね」

森中さんの風任せのチャレンジです。

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