9.August 2000 on air

CM界のカリスマ振付家。ダンスパフォーマーとしても精力的に活動している。
とても43歳には見えない、若さとパワーをみなぎらせている。
彼女の振付の基本は、言葉では伝えられない心の中を、踊りや体の動きで表現すること。
そうした信念のもと、身障者や学習障害児がダンスを通して、心を開き、社会と適合するよう、忙しい合間をぬって、彼らにレッスンをしている。

ちょっと変わったダンススクール。先生は香瑠鼓さん。ここでは生徒たちがそれぞれ自由な発想でダンスを創作します。

香瑠鼓さん
「日常では表現できないことをこの場で表現しようという試みなんですね。普段、泣いたらいけないとか思うじゃないですか。これを泣くという表現じゃなくて体の動きにかえて表現するってこと。自分の知らなかった自分を見つけることができると思うし、やっていくと誰でもアーティストになれる素質を持っていると思う」

毎朝の気功も表現の基本である肉体作りのためのトレーニングです。

香瑠鼓さん
「私たちの体っていうのはあらゆる可能性を含んでいて、例えば自分の夢を実現するときも肉体がいい器であれば、必ず実現できるはず」

そんな彼女も、アーティストとしてその才能を開花しています。
CM界のカリスマ振付家
タレントさんそれぞれに合ったユニークな振付、こうした発想は一体どこから?

香瑠鼓さん
「相手から波長、目に見えない何かが届いている感じで、なんとなくこんな感じの振付かなって」

その人の持って生まれた魅力を形にするのが香瑠鼓さんの振付。

そんな彼女が大切にしている"場所"があります。
学習障害児のためのダンス教室です。踊ることによって心と身体が開放され、自分を客観視できるようになるといいます。

香瑠鼓さん
「本当に個性的なんですよね。これでいいんだって、その個性に心が癒されるんです」

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