14.June 2000 on air

目黒区に住む主婦。3年前、インターネットを利用したリサイクルショップを開設した。
松本さんは、DJ、モデルなどを華々しく活躍した後、証券マンのご主人と結婚。
結婚後は仕事を辞め、主婦業に専念。
子育てに一段落した数年後に家庭でも出来る仕事を何か始めようと、このビジネスを起こした。

インターネットを使ったリサイクルショップが今話題になっています。

松本紀子さんの主催するマザースもその一つ。
主婦の目線で作るホームページのコンセプトは"より安くより良いモノを"。

松本さん:
「捨てるって感覚というのが、やはり主婦だと、まだ着れるんだけどっていうんで結局しまい込んでしまう。じゃあ、ネットを使ってお分けしましょうって。そういう感覚でやってますね」

以前はモデルやラジオの仕事をしていた松本さんも、今や二児の母。
忙しいからこそかえって時間の使い方が上手になったといます。

松本さん:
「うん、やはり一主婦であるからにも主婦の仕事っていうのは手抜きしたくない。で、やっぱりネット上でお店を経営するにあたってそういったプロ意識もちゃんと持っていたい」

松本さんの目的はもう一つ、在宅の主婦どおしのコミュニケーションの場を提供すること。単なるリサイクルショップではなく、女性が幅広く意見交換のできるページにしていくことだそうです。
今日もいろいろな声が松本さんの元に届きます。

「ネット上でのコミュニケーションというのは、普段の母親、妻ということを離れて、一人の女性、一人の個人としての場っていう感じがしますね。そういう場があるからこそイキイキできるんじゃないかなって」

松本さんは今、「子育て相談室」も開設しており、主婦の悩みなどに適切なカウンセリングができるように、大学の通信教育で心理学の勉強も始めています。

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