6.June 2000 on air

テレビアニメの声優、鈴木みえとして大活躍していたが、7年前。
一龍斎貞水さんの講談を聞き、大感動して即入門した。
頂いた名は一龍斎貞友
声優業も同時に続け、二足ワラジで活躍している。

アニメーションを中心に活躍する声優、 一龍齋貞友さんのもうひとつの顔が、実は女流講談師

二つの世界で戸惑いは無いんでしょうか。
貞友さん:
「何かおのずと気持ちの切り替えがついて、そういう部分ではいいのかなって気がします」

一龍齋貞水さんの講談に感動し、講談の世界に。
声優界ではベテランでも、講談界ではまだまだ新米。
現在「二つ目」の彼女は、伝統的な講談の世界のしきたりで、師匠の身の回りの世話をしなくてはなりません。厳しい修行の一環です。
貞友さん:
「一番気をつけなければいけないのは、ストレスをためないっていうことなのかもしれません。だからなるべくどんなことでも喜べるような。やらなければいけないんだと思うとつらさが増しちゃうじゃないですか」

師匠の一龍齋貞水さんは、この世界、弟子は師匠の奥さん以上に家事に精通していなければならないといいます。

貞水師匠
「師匠の家の家事を、心を込めてできるって言うことは、高座に上がってやっぱり心がこもった噺ができる。ただ、やり損なってることはありますよね、家事でもね。でも心がこもってるっていうことは、たとえ失敗しても僕はいいと思いますから」
貞友さん:
「師匠、私もおうちのことを結構よくやっているつもりなんですけど、噺がちっとも上手になりませんって言ったらあまりにも勉強しなさすぎだって!」

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