| 著者のドナが、前作「自閉症だったわたしへ」の執筆後、自分と向き合うために努力し、心を開いていった3年の軌跡を追ったもの。本編の後半では、ペンパルや友人たち、そして後に結婚した「イアン」との交流の様子が描かれている。翻訳した河野万里子さんは、あとがきで「最も心を打たれるのは、苦手な身体的接触を克服しようと、鏡に向かって握手の練習を繰り返し、ついにある日、自分の手はあたたかいと発見する場面だろう」と記している。著者ドナが自閉症と闘い、自分の心を見つめ、人生を切り開いていこうとする姿勢は、私達に多くのことを教えてくれる。 ・・・新潮社刊 、定価:1900円(税抜)、1996年3月出版 、ISBNコード:4105268023 |