2年目座談会

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まずは近況報告

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上村:せっかくこうしてみんな集まったので、それぞれ近況を聞きたいな。

大場:僕はスタジオVE業務をしている。VEの主な仕事は、映像の色味や明るさの調整、システム構築。担当は『クレイジージャーニー』『この差って何ですか?』の他、いろんなジャンルのスタジオ収録番組で刺激を受ける毎日だ。また社外スタジオで収録する場合は、カメラやモニターなど機材を持ち出してシステム構築をするのがVEの重要な役割。小さなケーブルでも忘れると信号が送れなかったりするから、準備には本当に気を遣う。

樋口:僕は社会部の警視庁クラブにいて担当は一課。殺人、強盗などの事件を追っている警察官と仲良くなるために、四六時中会いに行く。どこよりも早く情報をもらえるようにね。一報をつかんだら誰よりも早く現場に行くために休日スーツで出かける時もある。何かが起きたら一番に現場に飛んでいくことが今の仕事。

上村:一方、明は社内にずっといるんだよね?

明:そうね。ところで上村、インタビューの腕、相当上げたね。

一同:爆笑

上村:仕事ですから!

明:僕は今スポット営業部で作案作業をしている。作案は、視聴率1%に価格を決め、番組表の中で番組のバランスを考えて視聴率の福袋を作ってセールスすること。基本朝から深夜までPCの前で福袋を作っている。たぶん営業の中で一番働いている部署だ。ただ、休日はちゃんとあるのでメリハリつけて働くことができる。あと、時期によっては広告会社との交流会があって親睦を深めている。TBSのシェアや出稿量を少しでもよくしてもらいたいから。これまで先輩方が築き上げた信頼関係が今のシェアになっているので、それを維持、もっと上へとするために。

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上村:視聴率の最新の動きや会社の動きが見える?

明:身に染みて状況がわかる。営業局全体が朝視聴率を見て一喜一憂しているよ。直接仕事に結びつくからね。

加藤:私はバラエティで『金スマ』のチーフADをしている。美技術など関わる人すべてに連絡をひたすら取るトラフィック作業がメインだから、いわゆる「AD」でイメージする仕事は1割くらいで、基本的にデスクにいる。社会人になってこんなに電話がかかってくるのかと最初びっくりした。

上村:ご飯食べるタイミングあるの?

加藤:好きなタイミングでご飯に行けるし、ほどよく息抜きもできる。ただ、電話がかかってきたら、いつでも出られるようにしていなければいけないけど。

大場:番宣CMは作っているんでしょ?

加藤:そう!一番の楽しみ。自分を出して仕事しているなと思う。だから社内エレベーターで自分の作ったCMが流れると、緊張半分嬉しい気持ち半分だったりする。

上村:私は、『はやドキ!』などラジオを入れるとレギュラー6本。アクアラインマラソンでフルマラソン走ったり、ピコ太郎さんのような格好して本人からダンスレッスン受けたり、いろんな仕事があるなと思う日々です。

明:ほんといろいろやってるな。

上村:その分、時間のとり方が難しい。でも、『はやドキ』だったら、私たち出演者は1時30分くらいに行けばいいんだけど、スタッフさんは前日からずっと準備してくれている。そこまで作りこんだ原稿を読むわけだからプレッシャーは大きい。時々噛んじゃうけど。

明:カミムラだけにね。

上村:もう!だから、他のスタッフや部署の人たちに感謝しながら仕事しています。

一年働いてみて感じるTBSと自分

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大場:スタジオ技術について感じるのは、映像、音、照明などTBS技術の細かいこだわり。他局とも仕事をしている方からも、TBSは他局よりこだわっているとよく聞く。良いものを作ろうという意識が受け継がれているんだと思う。

上村:私は一年目から結構チャレンジさせてくれる会社だなと思った。一年目の冬に『報道特集』のスタジオやニュース部分などを担当することになって。研修を終えたあとだから当たり前なんだけれど、一年目でも一人前のアナウンサーとして扱ってくれる。

樋口:TBSは小さい事件でもずっと追って一年などの節目で放送しようという意識は他局よりもあると思う。その事件にニュースとしての価値がなくなると取材しなくなるものだけど、被害者にとっては犯人が逮捕されようが事件は解決されていない。TBSはそういう事件もずっと取材している方だと思う。

明:TBSの営業は、大谷翔平のような、「二刀流」なことをしていると思う。CM枠を売るだけでなく、営業発で番組を立ち上げたり、付加価値をつけてセールスにつなげたりしている。番組を作るだけではなく、TVerでもキー局の中でTBSが先頭に立ってセールスしているし、リアルタイムで見られにくくなっている状況に対しても、ベンチャー的な向上心でどうにかしてセールスにつなげようという動きがある。

加藤:私は良い意味でTBSは小さい会社だなと。社内の人が大体わかるから。だから仕事で切羽詰ったときに、誰に頼めばいいかわかるので切り抜けられる。報道・スポーツの人にはよくお世話になっているけど、それは現場研修で知り合った先輩だったりするよ。知り合いが社内にたくさんできたのは、研修の一番のメリットだと思う。

上村:ところで、社会人になって自分はどう変わった?

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大場:給料の使い方を考えるようになった。例えば人を喜ばせるためにしっかりお金を使う。良いご飯を食べる。そういうことを綺麗な映像作りに活かすなど仕事につなげることが、テレビ局に勤める人間として大事かなと。

上村:私も学生の頃はただ楽しむためにどこかに行ったりしていたけど、アナウンサーはラジオも含め話す機会があるから、すべてを「これは仕事のため」と考えるようになった。映画は「この感想をどう人に伝えるか」を考えて観るし、食べる時も人に勧めるならどう表現すればいいか脳内で食レポをしたり。

明:それは疲れない?

上村:それを楽しいと思えるから、アナウンサーは合っている職業なのかな。

樋口:ぼくは、現場では一年目から本当に任せてもらえるから責任が大きいなと感じる。取材される人にとっては、一年目だろうと「TBSの人」なので。普通なら絶対行けないところに行けて、会えない人に会える分、自分が間違えるとTBSが間違えたことになるわけだから、ものすごく責任を負っていると感じる。

明:学生時代までは野球など得意なことだけをしていればよかったんだけど、仕事はそうではないね。今得意なことは何もない状態。仕事ができないなりに、少しでも部の先輩が働きやすい環境を作るために雑用をたくさんして、先輩方が気持ちよく仕事できるようにと心がけている。早く得意なことを見つけたいな。

大場:自分の土壌ではないところを耕すしかないんだね。

加藤:私は社会人になってから本当によく怒られ、よく落ち込む。収録で一番怒られて、その翌日は夜まで布団の中で収録でのことを思い出してはふさぎこむ。反省して、次の収録ではせめてこれはしないようにしよう!とひとつずつ思う。気持ちの立て直し方を早く身につけたい。

これから目指すこと・したいこと

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加藤:私はいつか憧れていた「世界」に出て行きたい。自分の作品を作って世界に出すのか、自分が海外で働くのかは決めていないけど。

明:TBSに入社するまで多くの方にお世話になった。その人たちにTBSを通して恩返しがしたい。2020年東京オリンピックに向けて胸を張って「これは自分が売った」とか、もし制作にいたら「自分が作った」というものを1つでも多く作り、TBSに貢献して、感動を届けたい。

上村:私も2020年が目標。経験を積み重ねてオリンピックを伝えたい。世界陸上にも関わりたい。あと、先輩方がいずれ出産されても安心して育休に入れるように、後輩としてしっかり実力をつけて支えられるようにしたい。

樋口:自分で早く企画を出して担当したい。表に出ていないことに気づいたり、それを表に出したりできる人になりたい。いつかはドキュメンタリーを作りたい。

大場:僕は先輩に本当によくしてもらっているので、今後はそれを後輩に返していきたい。仕事面では、スタジオ番組を仕切るようになりたい。そのためには各部署とのコミュニケーションをしっかりとれる人にならないと。人として好かれる人間になりたい。あと、同期みんなでひとつの番組を作りたいよね。これは大きな目標。