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4月21日日本上陸

プロダクションノート

最終回 メイキング思い出話

「IRIS」の放映が終了、なんとも名残惜しいです〜!
このやるせない寂寥感を、最終回の思い出話をしながら皆さんと分かち合いたいのですが、お付き合いいただけますか?かなり長〜くなりますが(笑)よろしくお願いします!



【ビックの最期】
ソウル郊外の新開発地区にあるペントハウス。謎めいたビックの自宅へ初潜入。
ビックのラストシーン撮影は夜7時頃からスタート。

現場となるリビングをセッティングする間、我々も夕食を空いたスペースで済ませます。この夜は出前のソルロンタン(牛の頭・足・ひじ肉・骨・内臓などを煮たスープ)。ドラマの現場であろうと、お弁当ではなく、なるべく温かいものを、これが韓国流。

ヒョンジュンがビックに、これまでの罰を与えます。ゆきの分、ミジョンの分・・・と。
その度に顔や全身に血が増えて行きます。メイクがリアル。ビョンホンさんは殴る、蹴るのキレが抜群で、演技もリアル。とにかく痛い!このシーン・・・
メイクの合間、カメラ・セッティングの合間にも、T.O.Pくんはビョンホンさんから演技指導を受けます。秋田でもそうでしたが、ビョンホンさんはアニキ肌なので、後輩のT.O.Pくんに演技について手取り足取り教えてあげます。この数ヶ月間、T.O.Pくんはきっとたくさんのものを吸収したことでしょう。

無事T.O.Pくんがオールアップしたのは夜中の3時過ぎ。ビョンホンさんと固く握手!
その後メイクを落としたら、顔が赤く腫れあがってしまって・・・TBSのインタビューを予定していたのですが、出来なくなってしまったほど(結局後日、日本で武道館コンサートの控え室で行いました)。疲労が原因だったと思いますが、彼はその朝から映画『砲火の中へ』の撮影に入るのだと言っていました。人気者は大変です。

クールなビック、お疲れ様でした!



【ペク・サンのオールアップ】
アイリスのアジトはヘビチ・ゴルフ場。
ペク・サンとヒョンジュンとの最終対決シーンは、深夜0時から撮影開始。
ここは動きの確認に時間がかかりましたね。
ヒョンジュンがペク・サンに思わず声を荒げるシーン、キム・ヨンチョルさんとイ・ビョンホンさんの演技対決は凄まじい迫力!・・・

撮り終わったのは朝7時。
ペク・サン役のキム・ヨンチョルさんは疲れも見せず、スタッフと抱き合って、笑顔でオールアップを迎えました。
キム・ヨンチョルさんは韓国では大御所。なのに、いつも気さくでスタッフにもよく声をかけられるので「キム・ヨンチョル先生」と大変慕われています。我々スタッフもすっかり魅了されて帰ってきました。

強烈なカリスマのペク・サン、お疲れ様でした!



【南北首脳会談会見場ロケ】
会見場ロケは、NSSオフィスや青瓦台(大統領官邸)のセットがあるガーデンファイブの中庭にある広場で行われました。
午後3時に現場入りすると、気温は低いし、ビル風はすごいしで、(ここで徹夜か・・・)と思うとめまいがしました(笑)

ゆかいなNSS戦術班
エキストラの数、車両の数、セッティング、最終回のクライマックスにふさわしく、何もかも大掛かりなこのシーン。撮影にはとにかく時間がかかります。
実は、最後まで待機させられるのがNSS戦術班。ビョンホンさんやスンウさんといった大先輩が撮り終らないと出番がきません。
でも彼らは待ち時間の過ごし方を知っています。退屈すると我々のところにやって来てはふざけるのです(笑)我々はいつしか、自己紹介し合ったり、写真をとったり、親しくなってしまいました。小さな役をやりながら、俳優を目指す彼ら。これから頑張って欲しいです!

気温マイナス4度、撮影はなかなか進まず・・・ 
深夜2時過ぎ。夜食の時間。凍える夜は、屋台です!ポジャンマチャと呼ばれる屋台が出現します。おでん(韓国では具ではなく主にスープを飲みます)、マンドゥ(蒸し餃子)、トッポッキなどが好きなだけ食べられます。ただし、小さな屋台1台なので、押し合いへし合い、競争は激しいです(笑)が、味は美味しい♥

ソンファが撃たれるラストカットを撮り終る頃には、午前10時になろうとしていました・・・



【サウの最期】
ナインスアベニュー
クロ(九路)という所にある百貨店。一階にはイ・ビョンホンさんのお店、チェ・ジウさんのお店があり、地下にはチョン・ジュノさんのカフェがあります。
この一階部分で大銃撃戦の撮影が行われました。
店先にあった商品は・・・ すべてキズモノに。ガラスの破片にまみれ、血しぶきをかぶり・・・ でもこれは全てお店側の了承済み。

24時間ぶっつづけロケ
蜂の巣になって、崩折れるサウにヒョンジュンが駆け寄る。
ヒョンジュンの腕の中で、サウは昔のサウに戻って、ヒョンジュンに謝る・・・
このシーンを目と鼻の先で見ていた私は思わず泣いてしまいました。
とくに、「わかってる、わかってる、お前の気持ちは分かってる」とヒョンジュンがサウに語りかけるところ!今こうして書いていても涙が・・・

百貨店でのシーンは、午後1時に始まって、翌日の午後1時に終わりました。
つまり、24時間以上続いていたのです。
ジュノさんは渾身のラストの後で、我々のインタビューに丁寧に応じてくれました。

心優しいサウ、お疲れ様でした!ありがとうございました!

その後撤収してホテルに帰り、結局1日半ぶりに眠りに着きました。この日はさすがに全員ゾンビに・・・



【ヒョンジュンの最期】
済州島(チェジュド)・ロケ
ヒョンジュンとスンヒの最期の旅行シーンは日帰り撮影。
済州島は暖かいリゾートのイメージがありますが、空港に降り立つと雪がチラチラ。
風が強く、寒かったです!

最終回の放送を明日に控えての撮影で、さぞかし皆さん焦っているかと思いきや、意外にもゆったり現場のホテルでブレックファースト。このあたりも韓国ペース。

私とAP小池が、ホテルのロビーでコーヒーを飲んでいると、ヒョンジュンとスンヒがロビーを歩くシーンの撮影が始まりそうに。カメラに見切れ(「映りこむ」の意)そうになり、慌てて移動しようとすると、スタッフから「そのまま座っていてください」との指示。突然エキストラに?!するとそれをビョンホンさんが見つけ、向こうの方から「ヨシノさーん!出演するんですか?」と大きな声で。最終回の放送で確認すると、ハエか蚊ぐらいに映っていました(笑)

イ・ビョンホン氏渾身の演技に震えた!
突然銃撃され、車の中で息も絶え絶えに遠くにいるスンヒを見つめるヒョンジュン。
このシーンは、撮影に立ち会う幸せを噛みしめていました。ビョンホンさんの演技は言葉で表現するのが野暮なくらい、素晴らしいのです。
機械仕掛けなのかと思うほど、ここぞ!というタイミングで出てくる涙。痙攣の症状など細部まで表現。スンヒを見て微笑んでいるようにも見え、それがまた涙を誘う・・・

このシーンを撮り終わったときにはすっかり日が暮れていました。
しかしまだまだクランクアップしません。これからソウルにとんぼ返りして、深夜の撮影が残っているのです!



【クランクアップ】
極寒!深夜のハンガン(漢江)ロケ
済州島から帰ってきて、バンポ大橋の現場に到着したのが夜10時。ここがクランクアップだったので、我々は取材用のレンタカーを返して、タクシーで向かいましたが、車を降りてすぐに後悔しました。寒いんです!ハンパない!ハンガンから吹き付ける風の強いこと!気温は何と、マイナス12度!!さすがの韓国の屈強な男性スタッフたちも、照明の前にヒマワリのように集まって暖を取っていました(笑)

イ・ビョンホンさん、キム・テヒさんの順番でオールアップ。時刻は午前2時過ぎ。
手短に、TBSのインタビューにもご協力いただきました。
ビョンホンさんはこの朝、「韓流フォーカード」に参加するため日本に向かいました。大スターに休みなし!

波乱万丈の大役・ヒョンジュン、美しくタフなヒロイン・スンヒ、お疲れ様でした!

クランクアップの翌々日。ソウルの有名な焼肉店パクデカムネで開かれました。
ヒョンジュン、スンヒ、サウ、チョリョン、ソンファ、ペク・サン、ミジョン、ドチョル、ファン室長、ヤン室長、チョン秘書室長、クォンが顔をそろえました。
3月の雪の秋田に始まり、6月のハンガリー、上海、その後韓国に戻っての撮影・・・と長い間苦労を共にしてきたキャスト、スタッフで楽しく賑やかに、思い出話に花が咲きました。おおいに飲み、語り、写真を撮り合い・・・ 夜が更けていきました。


©2009 TAEWON ENTERTAINMENT/「IRIS」日本版製作委員会