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ドイツ・緑の党 クラウディア・ロート党首 インタビュー

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金平キャスター
2011年3月11日は、どこで何をしていました?
ロート氏
はっきり覚えていませんが、何日もすごく心配していました。ドイツでもメディアが一日中放送していました。津波によって村や工場がつぶれ、その破壊状況を見ていました。知人の日本の専門家が、これは原発の災害をもたらすかもしれないと心配していました。自然災害で終わらないのではないかと。
金平キャスター
テレビで水素爆発の映像を見た時、どのような印象を持ちましたか?
ロート氏
日本の人たちが真実、そして災害の規模について本当のことを知らされることを願っていました。何日間もたいしたことない、どちらかというと、人々の警戒を解くようなことが言われていましたが、情報をもらえないこと、本当のことを言われない。それはまさに86年のチェルノブイリで私たちが経験したことです。
金平キャスター
日本から見ていると、なぜドイツの政府が福島の事故が起きた後に、迅速に反応できたかというのが不思議でしょうがないのですが、なぜそういう風に迅速にドイツ政府は反応できたのでしょう?
ロート氏
「赤緑」政権98年から05年の時、既に脱原発を決めていました。CDUとSPDの大連立では、脱原発を維持しました。それが「黒黄色」の連立、今のメルケル政権になって、それを撤回して、稼働延長を決めました。2009年10年に、何千何万人が、デモに参加をしました。ドイツ国民は稼働延長を望んでいなかったからです。私たちは抗議しました。人間の鎖120kmを作ったこともあります。

メルケル政権は安全だ、必要だと言っていましたが、彼女のやった政治は、国民のための政治ではなく、原発ロビーのための政治でした。しかし福島で明らかになりました。日本や西欧諸国の原発は安全でないということが。チェルノブイリの場合は、社会主義国のオンボロだった。そう考えていました。ところが福島で最終的に明らかになりました。原発は安全ではないと。そして、国民世論の圧力も大きくて、メルケルは脱原発をしなければならなくなりました。そして、私達もそれを支持しました。
金平キャスター
そうすると、メルケル首相の決断というのを、どうクラウディアさんは評価しますか?
ロート氏
メルケルの脱原発の決断は遅すぎました。もっと早く決断できたはずです。今のところ2021とか22年とか10年以内に原発をゼロにとなっています。メルケルは福島によって現実を見るように強いられました。それは必要な一歩だった。だから私達はそれを支持しました。私たちは本当はもっと脱原発を早くできると思っているのですが。
金平キャスター
日本ではまだ緑の党というのが力をそんなに、社会的影響力を持ってないんですが、ドイツの緑の党というのはなぜこんなにも新しい政治的なスタイルを作り上げて、世界的な規模に影響力を及ぼすまでに支持を得続けているのでしょうか?
ロート氏
その一つの理由はエネルギー政策にあると思います。私たちは30年以上にわたる反原発運動の中で生まれてきました。しかし私たちは信頼を得てきました。脱原発を言うだけではなく、太陽エネルギー、もしくは再生可能エネルギーに進むべきと言って来ました。ここ数年なぜ抗議が強かったかというと、雇用は原発産業にはないからです。35万人が再生可能エネルギーで雇用が生まれています。例えば、太陽エネルギーや風力発電があります。私たちはエコロジーとエコノミーを結びつけました。

次に私たちはただの反原発の党ではなく、基本的な価値を持っているからです。エコロジー、基本権、民主主義、自己決定という党是です。

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