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世界遺産とは

1959年、エジプトで農業用水などの確保のためアスワン・ハイ・ダムの建設が決定。しかし、それによって周囲にあるヌビア遺跡が水没してしまう恐れが懸念されていた。そこで、ユネスコは救済のための寄付活動を世界へ向けて発信、工事費や保存方法に関するアイディアを募集した。結果、多くの国から寄付金が集まり大規模な移築工事が実現、ヌビア遺跡内のアブシンベル宮殿は守られた。
このように、保存や保護を必要としている場所は全世界に存在するが、それら全ての国で資金や人材が十分な国は少ない。そこで『過去から引き継がれてきた地球や人類の歴史を世界中で協力し、未来へ繋げていこう』という考えの下、「世界遺産条約」が締結された。2010年現在、この条約に賛同する国は187カ国である。
(日本は1992年、125番目に加盟国となった)
「世界遺産条約」は、正式名「世界の文化遺産および自然遺産の保護に関する条約」、その中で遺産は以下の通りに分類される。

  • 文化遺産

    顕著な普遍的価値を有する記念物、建造物群、遺跡、文化的景観など(例:万里の長城、オリンピアの古代遺跡、京都など)
  • 自然遺産

    顕著な普遍的価値を有する地形や地質、生態系、景観、絶滅の恐れのある動植物の生息・生息地などを含む地域(例:例:グレートバリアリーフ、マヌー国立公園、知床など)
  • 複合遺産

    文化遺産と自然遺産の両方の価値を兼ね備えている遺産

2017年7月の時点で、文化遺産832件、自然遺産206件、複合遺産35件。合計1073の世界遺産が登録されている。