ストーリー


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第15話 「華(はな) -TARGET-」

(TBS 1月14日(火) OA)

脚本:大野木寛/絵コンテ:渡辺純央
演出:松本マサユキ/作画監督:松山光治


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 シュンが狙撃された。
 一命はとりとめたものの、集中治療室に入り、意識は不明だ。とりみだしながら駆け付けるダイスケ。初めて見るその弱った兄の姿を目の当たりにして、ダイスケは落ち込む。
 ジェイの解析によると、シュンが狙撃されたのは本部長執務室で、狙撃者の位置はそこから923メートル。使用された弾丸は12.5ミリ対防弾ガラス用特殊装甲弾。発射された弾丸は130メートル地点で隣接するビルの間わずか3メートルの空間を通過している。プロの仕事だ。しかし、落ち込んでいるダイスケは、捜査には全く意識がまわらない。結果ジェイはひとり捜査を始める。
 都市安全管理局中央司令部本部長の暗殺未遂は瞬く間にジュド中に知られるところとなった。もちろん警察局もやっきになって、犯人を探しはじめる。そんな中エジムンドはシュンを狙撃したのは、レオネリだと仮説をたてる。捜査を続けるうちに、その証拠が次々と挙がっていき、警察局はレオネリ逮捕へと動く、しかしエジムンドは簡単すぎる展開に納得がいかない。ひとり捜査を続けるジェイにもグチをこぼす。
「お前の考えは何かないのかよ?」
「何かという曖昧な質問に対するデータ検索は不可能だ」
「んたくなぁ。使えねェなぁ」
「お前が使えないのだ。ダイスケは常に的確な設問を設定し、私がその回答を引き出していた」
「そうかい。ダイスケがいねぇとお前もダメってワケか・・・」
当のダイスケの落ち込みは激しく、病院から離れないでいた。そんなダイスケを気遣い、友人たちが訪問に来る。キョウコ、アントニア、モニカ、そして三人娘。ダイスケは、素直な気持ちを吐き出し、また彼女たちなりの励ましによって、徐々に気を取り戻して行く。

 一方、クレアは、別の容疑ではあるが、警察に一時拘留される。いつもならすぐに弁護士や政治家が手をまわすのに、今回ばかりは手際が悪い。ヴィータの不協和音を感じるクレア。そして彼の最も信頼するジョバンニ、ミッシェル、イアンの三人の腹心は即座に行動に出る。
しかし、クレアを待っていたのは、予想もしなかった裏切りだった・・・。


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