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スタントウーマン。“カッコいい”というほめ言葉に弱く、理想の男性は自分よりジャブの速い男。
いくら酒を飲んでも崩れない均整のとれた体、化粧品の試供品だけでも輝く美貌の持ち主。
それでもなぜスタントをやっているのかと訊くと、「運命です」と答える。
消防士だった父の影響か、幼少時からテコンドーと合気道で体を鍛えている。さらに剣道と柔道をマスターした頃、父を事故で失い、消防士になりたかった彼女の夢も消えた。ある日、エキストラのアルバイトに行った際に、ジョンスのシャープなキックに魅了されて、スタントの道に飛び込んだ。夢を追いかけて、殴られたり転がったり、飛び跳ねたりと、身体的にはきついが、その仕事に幸せを感じ誇りに思っている。
ある日、傲慢で俺様オトコのジュウォンと出会う。他人の苦しみや感情に無関心でサイテーな奴と思いながらも、次第に気になる存在に。ジュウォンは、憧れのスターであるオスカーの従弟でもあり、彼と再会させてくれたことには素直に感謝している。