ドリマ署 橋本班 "ハシ"チョウ日記
「ハンチョウ〜神南署安積班〜」の橋本プロデューサーが本音を語る必見ブログ!
vol.25
6月4日 (木)
橋本です。
一昨日の火曜日、12話がクランクアップしました。
ゲストの市川亀治郎さんもオールアップ。
監督の村田さんもオールアップ。
ついでに8話の視聴率もアップしたので、撮影が終わってからみんなで飲みに行きました。
ロケが終わったのが23時近くで、それからロケ場所の近くで開いてる店を探したため、非常に怪しい地域にある居酒屋さんに行くことになりました。
店の前がストリップ劇場という非常に怪しい立地のお店に、安積さん、村雨さん、須田さん、水野さん、黒木さん、桜井さんが続々と集合し、安積班が全員揃ったところで、メインゲストの亀治郎さんがいらっしゃいました。
たまたまお店が甲州料理のお店だったので、店内に武田信玄グッズがいろいろ飾ってあり、亀治郎さんは、
「おおっ!信玄だ!」
とびっくり。
御存知のように、市川亀治郎さんはNHKの大河ドラマ「風林火山」で武田信玄役をやってらっしゃったのです。
蔵之介さんも真田幸隆役で共演してたので、二人して、
「お、軍配がある!掛け軸も風林火山だ!」
と盛り上がっていました。
俊介さんもお正月のドラマで、亀治郎さんの部下の石田光成役で共演していて、その時の思い出話をいろいろとしたりして、いつも以上に賑やかな飲み会になりました。
亀治郎さんは、にこにこしながらみんなの話を聞いていましたが、ふと真顔になると、
「なんか、ほんと、いいチームですね・・・」
と、ぽつりと言いました。
「次のシリーズがあったら、レギュラーで出たいです。よろしくお願いします」
と、頭を下げられて、こっちが慌ててしまいました。
そうか、そんな風に思っていただけたのか・・・。
数日間のお付き合いだったのに、そんなにも「ハンチョウ」チームに愛情を持っていただけたのか・・・。
何か、無性にうれしくなって、甲州ワインをガンガン飲んでしまいました。
その後は、蔵之介さんと亀次郎さんが共演する夏の舞台の話になり、俊介さんが実はまだ舞台には出たことがないとわかると、
「ええー、俊介、やれよー、舞台」
「舞台はいいですよ。満場の拍手を浴びた時の快感を知ると、もうやみつきですよ」
と二人して猛烈に勧誘し、
「いや、ダメなんすよ、俺、あがっちゃうから」
と俊介さんが断ると、
「いや、やれ!ハンチョウ命令だ!」
「そうだ!ハンチョウ命令だ!」
と脅したりして、酔っ払いたちの夜は更けて行きました。
途中で、他のスタッフが飲んでいるお店に移動して、店内に貼ってある「ハンチョウ」のポスターに全員でサインしたりして、気がついたら窓の外は白々と明けていました。
結局、飲み続け、騒ぎ続けて、解散したのは午前5時。
みなさん、本当にお疲れ様でした。
でも、ほんと、打ち上げでもないのに、朝まで出演者・スタッフみんなで飲んでるチームはなかなか無いよね。
すいません。
毎日こんなことやってる訳じゃないんです。
いつもは早朝から深夜まで、黙々とハードな撮影をしてるんです。
たまーに、こういう夜もあるんです。
お許しください。
おかげさまで「ハンチョウ」も全15回の半分を過ぎました。
見てくださっている皆さまのおかげだと、心から感謝しています。
ありがとうございます。
来週月曜は第9話。
組織に立ち向かっていくハンチョウと、それを支える村雨以下安積班の班員たちのお話です。
前にも書きましたが、編集上がりを見て、私は涙をこらえ切れませんでした。
私だけかと思ってましたが、試写会では、いい歳をした男たちがぼろぼろ泣いていました。
サブタイトルは、
「たった一人の反乱・・・さようなら安積警部補」。
私は、この回を作るために、「ハンチョウ」というドラマを立ち上げたと言っても過言ではありません。
いろんな人の、いろんな想いが詰まった第9話。
ぜひ、ご覧ください。
見てね。