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各話紹介



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第39話 「銀次入院?病院だヨ!全員集合」

脚本:根元歳三 絵コンテ:松下ユキヒロ
演出:吉田俊司 作画監督:森本浩文

「ったく……おめぇは、何をやってるんだ〜!?」
「ご、ごめぇん、蛮ちゃ〜ん。」
「ごめんじゃねぇ!ひと月入院だぞ?ひと月入院〜!おかげで仕事は中断、入院費用で前金もパァ。どこの世界に、握り飯追ってビルから落ちるバカがいるんだ〜!!」
……それは昨晩の出来事だった。蛮と銀次は、ターゲットのあるマンションの向かいのビルの屋上で、ターゲットの確認作業をしていたのだったが、その時、夜食のオニギリを 取り落とした銀次が、屋上から転がり落ちるオニギリと一緒に落っこちてしまったのである。その結果がこの体たらくであった。
つまるところ、銀次は病院のベッドの上で包帯にグルグル巻きの状態になってしまったのである…。
「何騒いでんのよ?」
病室に見舞いに来たのは、ヘヴンと卑弥呼であった。更には、士度もメロン片手に現れて、蛮とにらみ合いをはじめる始末。と、その時、一人の看護婦が入室してくる。聞けば 奪還屋に“仕事”を依頼したいと言うのだ。
「フッ…丁度良い…。」
「どっちの方が優秀な奪還屋か…ケリをつけてやろうじゃねえか?」
そうして看護婦のターゲットを先に奪還した方が勝ちという事で、お互いの奪還屋としての看板を賭けた勝負を始めてしまう蛮と士度であったが…。
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第38話 「あなただけのリサイタル」

脚本:前川淳 絵コンテ:夏月洸
演出:関田修 作画監督:原田峰文

「くそっ!昨日一日かけてビラ張りまくったってのに、どーして一件も依頼が無いんだよっ!?」
相変わらず仕事がない奪還屋の二人は、いつものようにHONKY TONKでくすぶっていた。暇つぶしに夏実との賭け詰め将棋に挑むが負けてしまい、皿洗いまでするハメになってしまう。 と、
「はぁ〜〜い!」
そこに現れるヘヴン。その出現に、依頼が来たかと期待する蛮と銀次だったが……しかし、 ヘヴンはアッサリ蛮たちを無視して、先に来ていた士度と連れ立って出て行ってしまうのだった……。
「な、ななな、なんだ? あの二人、何なんだ?! えーっ!? 銀次! 銀……。」
呆気にとられ銀次に訴える蛮だったが、
「二股かけるなんてうらやまし過ぎるぞおおおぉー!!」
と銀次の方は更に取り乱し、HONKY TONKの店内には銀次の放電の嵐が吹き荒れる始末……。 とはいえ、実は士度は二股などかけているわけではなかった。
「悪かったな、付き合わせちまってよ……。」
マドカに今日のリサイタルに来てくれと頼まれたのだが、リサイタルに行くためにはそれなりの”身なり”が必要だ。 そこで、スーツを選ぶためにヘヴンに泣きついていたのである。 何とかスーツも選ぶ事ができ、そのままリサイタル会場へ向かおうとする士度であったが、しかし、その士度をつけ狙う男達の影があるのだった……。
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第37話 「夏実がんばる!」

脚本:根元歳三 絵コンテ:斉藤哲人
演出:則座誠 作画監督:井上哲

「ば、蛮ちゃん、まだ? まだぁ?」
「焦るな銀次! もうすぐ、もうすぐだ!」
スバルの車内で妙にはしゃいでいる蛮と銀次の姿があった。
その顔は、何故かニヤニヤとニタついている……。 それもそのはず、その日、二人は、依頼人に会いに、海水浴シーズンまっただ中の海岸へ向かっていたのだった。
「い、生きてて良かった……。」
「う、か、感動だね。蛮ちゃん!」
辿り着いた浜辺では、水着の女の子のキャピキャピしている様子に、仕事の事など忘れて涙する二人の姿があるのだった……。
一方、HONKY TONKでは珍しくゲットバッカーズへの依頼人が現れていた! しかし、二人が居ないと聞いて残念そうな初老の婦人。 その依頼人の様子に、何と夏実が
「話だけなら私が聞きますけど。」
と言ってしまう。おばあさんの話によると、先日から息子夫婦と同居を始めたのだが、 その前に住んでいた家に主人の形見の品を忘れてきてしまったのだという。 そしてその家には新しく住民が入ってしまい、頼んでも入れてもらえないのだと言うのだった。 依頼内容はその形見の品の奪還であった。
すると、それを聞いた途端、夏実は、
「判りました! その依頼、この奪還屋、夏実が確かに引き受けました!!」
そう叫んだかと思うと、エプロンを外し店から駆け出してしまうのだった――!?
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