過去の放送内容

がっちりマンデー、今日のテーマは新企画!儲かる振動!
周りを見渡すと…携帯電話も振動!歯ブラシも振動!けっこうあちこちでブルブルしている!実は「振動」は今、地味にアツい儲かりキーワードなのです!
お腹から背中に突き抜ける「振動」!揚げ物業界に革命を起こす、すごいブルブルマシン!あなたの耳にだけブルブルが到達!?今回は、振動ビジネス最前線!
進藤さんも動揺を隠し切れないこと間違いなしの30分です!

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■超音波の洗浄機でがっちり!「本多電子」!

儲かる振動。まずスタッフが向かったのは愛知県豊橋市の本多電子株式会社。
菅沼さん、どんな振動で儲かっているのですか?

菅沼さん:超音波です。空気が震えている振動です。

そう、超音波とは、人間の耳に聞こえない、空気のブルブル。1秒間に、空気が2万回以上震えると「超音波」っていうらしい。本多電子は超音波の振動をあるものにつかって、儲けているとのこと!それは…?

菅沼さん:メガネなどの汚れを取る超音波洗浄機です。

そう、眼鏡屋さんなんかでよく見かける機械。これ、超音波を使って洗っている!

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本多電子は、この超音波洗浄機の、トップクラスメーカーで国内シェア30%っていうから、スゴイ!これはどういう仕組みなのですか?

菅沼さん:超音波で水を振動させています。

内部で起こした超音波の力で1秒間に最大10万回、水を細かく振動させる!で、その振動の力を利用し汚れを落としちゃうって仕組み!例えば、赤鉛筆を水に入れると…みるみる溶けていく!

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レンズの表面はもちろん鼻あてなどの隙間に入った細かい汚れもキレイに落とせるとあって、およそ半世紀も売れ続けるロングセラー商品!さて、本多電子の洗浄機には、トップメーカーならではの、ブルブルへのこだわりが。

菅沼さん:私どもは3つの周波数を使って洗っています。

実際に本体を見てみると…28キロヘルツ、45キロヘルツ、100キロヘルツ。どうやら、この3つの周波数が選べるしくみ。

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1秒間に、28000回ブルブル、45000回ブルブル、10万回ブルブルってことらしいのですが、ここで素朴な疑問が…。

スタッフ:普通だったら25、50、100でいいような気がするんですけど?
菅沼さん:整数倍になってしまうと、洗えるところと、洗えないところが結局残ってしまいますので。

どういうことかというと…ブルブルの振動で洗う場合、波の大きさで、洗える場所がマチマチ。だから、周波数を変えて、洗える場所を変えていくのですが、25キロヘルツの周波数で洗えるのがこのポイントだとすると、そのぴったり2倍細かい50キロヘルツにすると、洗える場所が重なっちゃう。なので、わざと、ぴったり2倍にならないように、25じゃなくて、ちょい多い28、50じゃなくて、ちょい少ない45って具合にずらすことで、重なる部分がなくなるのです!

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結果、洗えるポイントが増えてキレイに洗えるってこと!ん〜、細かい!さて、そんな本多電子にはもう1つ、超音波の振動を使った大ヒット商品が。それは…

菅沼さん:物をくっつけたりすることもできます!

振動でものをくっつける。さっきの洗浄機とは逆な気がしますが…おもむろに卵のパックを取りだした菅沼さん。なんと!あっという間に卵のパックがくっついた!確かに!最近の卵パックって接着部分がホチキスじゃなくて、ペチャっとひっついていますね!菅沼さんいわく、1秒に6万回、卵パックを振動させて、プラスチックをくっつけているらしい。

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菅沼さん:超音波の振動を掛ける時に内側がこすれ合う。こすれ合ったところで熱が出て内側から溶けてくっつくんです。

つまり…ギュッと挟んだ時に超音波の振動でパックをゆらす。するとパックの内側が超高速でこすれ、その摩擦熱でプラスチックを溶かして、くっつけているのです。でも、これをやるのなら、ヒーターとかで、直接熱で溶かせばいいんじゃないのって気もしますが…

菅沼さん:熱で溶かすものは外から溶かすということで時間も掛かり、ニオイも出ます。

従来の溶着機は、外側から溶かすためニオイが残りやすい。一方超音波は内側をピンポイントで溶かすためニオイだって減らせる。より衛生的ってことで、食品メーカーさんに大好評!今や、年間4千個を売るヒット振動商品に。こりゃ、まだまだ儲かりそう!

▼スタジオでお話を伺いました。

加藤:すごい、知ってた?
ムロさん:いえ、僕以前、メガネ屋さんで働いていたのであの機械があるのは知ってましたけど、超音波とは知らなかったです。すごい効き目で手入れしてないメガネだと水がすぐ濁るんですよ(笑)。

■ヒトの感覚を操る振動でがっちり!「NTT」!

儲かる振動続いてスタッフが向かったのは神奈川県厚木市のNTT厚木研究開発センター。
天下のNTTさんも、ブルブルの振動を研究しているのですか、五味さん?

五味さん:引っ張られる感覚を作り出す振動を研究しています。

振動に引っ張られるって、一体どういうことか、さっぱりわかりませんが、引っ張られるようにスタッフは中へ…。

五味さん:コレはですね、バーチャル犬の散歩って呼んでいるんですけども、犬のリードに引っ張られるような感じを生み出す装置になっています。

五味さんに渡されたのは、黒くて丸い謎のカタマリ。その名も、「ぶるなび3」。

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五味さん:コレを握っていただいて。

とりあえず、ぶるなび3を手にして、ワンちゃんが映っている画面の前に立ってみるスタッフ。すると…

スタッフ:お〜、グ〜っと引っ張られる!

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このぶるなび3、特にどこからもひっぱられてないのに、なぜか、画面の犬の方にひきよせられてく!

五味さん:今まで引っ張られる感覚を本当に引っ張らずに作るというのはできなかったんです。

引っ張られてないのに、引っ張られている「気がする」。それを可能にしたのがブルナビ3の振動!中の構造を使って見せてもらうと…

五味さん:クックックッと速く動いて、戻る時はちょとゆっくり動きます。
スタッフ:スピードが違いますね。

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ぶるなび3は中におもりが入っていて、一方には早く、一方にはゆっくり動いている!前に向かって動くときにクッと早く動いています。五味さんいわく、人間は、早い動きは感じるけど、遅い動きを感じるのがけっこう苦手。そこで、これを高速で繰り返すことで、まるで、一方にだけ、ひっぱられてるように勘違いしちゃうんですって。とっても不思議。この技術を応用するとどんなことが出来るのでしょう?

五味さん:引っ張られながら道案内できれば、お年寄りや目の不自由な人も使えるのではないかと思います。

さて、そんなNTTさんの研究所では、他にもまた違った「振動」の研究が行なわれているらしい!一体どんな振動の研究を?

渡邊さん:貫通振動です。

渡邊さんが研究しているのは、何かが体を突き抜けるような気がする振動。
その実験はどうやら、ベルト型の装置を使い行うらしい。さっそく貫通体験といきたいところ。

渡邊さん:行きますね。
スタッフ:おおっ!!
渡邊さん:振動が2回出て、前後の体の中を通った気がします。

ベルトの中には体に巻いたときお腹と背中に当たる位置にスピーカーのような部品が2つ付けられている。この2つのスピーカーに、ある特定のわずかな時間差で振動を送ることで、人間はまるで、何かが体を貫通したように感じちゃうらしい!

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確かに発想はユニークですが、手でお腹と背中を叩くのと何が違うのか?

渡邊さん:振動って広がっていきますよね。そうではなく、ここにちゃんと残るようなノウハウの方が大きいです。

そうこの研究で肝心なのが、振動をいかに「タテ」に伝えるかという点。普通に叩くと、振動が横に広がっちゃう!そこでこの装置はパーツの周りを、うまく囲むことで振動をズバッとタテに体に送り込む。 だから、他のスタッフも…

番組AD:わっ!
番組カメラマン:うおぉぉぉ!!

だれでも、みんなナイスリアクションになっちゃう!近い将来、電話がかかってくると、お腹を衝撃が突き抜ける、なんてことになっちゃうかもですよ!

▼スタジオでお話を伺いました。

加藤:あの貫通して撃たれる装置。カメラマンさんのリアクションは芝居じゃできないよね。
ムロさん:そうですね。僕、最近撃たれる芝居したんですけど、あれがあればもっと良かったかもしれないですね。
加藤:上手くふっとべたよね。
進藤:今日はぶるなび3用意しています。
加藤:あ〜すごい!!これ、パントマイムの練習になるね。工藤静香さんの振付も自然にできるよ(笑)。
森永さん:普通の企業だったら、実用的なものをすぐに作られないといけないんですけど、NTTは理系の研究所のトップだからこそ、10年後20年後の先を見た研究ができるんですね。

■振動を使った揚げ物でがっちり!「エバートロン」!

儲かる振動。次に向かったのは港区の株式会社エバートロンって会社。
田中社長、どんな振動で儲かっているのですか?

田中社長:電波振動でがっちり儲けています。

ホントにいろんな振動がありますなぁ。電波振動っていうのは、電波を流すことで生まれる、目に見えないほどの小さな振動のことらしいのですが、その振動をこの会社はどう活かしているのですか?

田中社長:揚げ物の機械の中に電波振動を起こす装置を沈めますと、革命的な揚げ物ができるんです。

そうエバートロンの儲かり商品が、電波振動の力で揚げ物を劇的に変える、ドクターフライ!何がどう変わるのか!?とにかくまず、やってもらいましょう!

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田中社長:例えば絹ごし豆腐は、表面の水分を瞬時に細かくしますので、きめ細やかな揚げ物ができます。

そこで、ドクターフライありのフライヤーと、無しのフライヤー、両方で、同時に豆腐を素揚げにして、仕上がりを比較してみることに。そして待つこと3分…出来上がったのがコチラ!

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おおっ!ドクターフライなしの方は衣がいびつなのに対し、ドクターフライありの方は角がしっかり立っている!これはいったい!?

田中社長:食品の中に水分がありますけど、電波の振動で揺らすと細かくなるんです。

田中社長いわく、ドクターフライを使いながら揚げると、油や、具材の中の水分が、1秒間におよそ5万回のスピードで振動する!結果、水の粒がこまかくなり、衣のところのキメがぐっと細かくなるってわけ!断面も見てみると、ドクターフライなしの方には水分が破裂したことを示す気泡がありますが、ありの方はキレイ!
さらに、他の揚げ物でも試そうってことで、山田うどんさんへ。この道一筋36年、職人深澤さん協力のもと、ドクターフライを使っているフライヤーと、そうでないフライヤーとで揚げ比べをしてもらうことに!すると…おおぅ 全然厚みが違う!

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実際に食べてみると…
スタッフ:さっくさくの上に、厚みがあってフワッとしてるんですよね。
深澤さん:天ぷらの衣の中から余分な水分を飛ばしているんで、厚みがあるんだけど実際には軽い!

1年半前に完成したドクターフライの噂は、あっという間にプロの料理人たちの間にクチコミで広がり、今や、全国で1000台が稼働中!

■超音波スピーカーでがっちり!「立命館大学」!

儲かる振動。続いては立命館大学びわこ・くさつキャンパスの音情報処理研究室へ。
西浦教授、コチラはどんな振動で儲かっているのですか?

西浦教授:超音波スピーカーというもので、今儲かるように研究を進めています!

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そう、こちらで研究しているのは、超音波によるスピーカー。教授いわく、150に及ぶ小さなスピーカー1つ1つが、ブルブル振動して超音波を出すことで、ちょっとすごいことができるらしい。イスに座った状態で実際に聞かせてくれるとのこと。ではお手並み拝見!着席したところでミュージックお願いします。

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スタッフ:あれ、他の人は聞こえてない?

そう、コチラの超音波スピーカーはこの空間の限られた範囲にだけ音を届けることができるというスグレモノ。一体何でこんなことが可能なのですか?

西浦教授:複数の超音波信号を混ぜて、それらが1点に混ざり合ったところだけに音が発生するという技術になります。

これを簡単に説明すると、この小さな超音波スピーカーを150個組み合わせて、人間の耳では聞こえない超音波を出し3つの超音波が混ざることで「聞こえる音」にしちゃうって技術。

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でも、聞こえない超音波を混ぜて、何故聞こえるようになるのか?

西浦教授:超音波と超音波を重ねるとこの2つの超音波の差音が聞こえるんですね。

これまた簡単に説明すると、音は、高すぎると耳に聞こえない「超音波」になるのですが、この、音どうしがぶつかると、打ち消し合って、音が低くなる。これを差音といい、結果、音がきこえるようになるってわけ。その差音が生まれるスポットというのが丁度椅子に座った辺りだったってわけ!
このようにピンポイントで音を届けることができる超音波スピーカー。実用化されると…例えば美術館などで作品の説明を、周りに音を出すことなく聞くことができたり、お父さんはラジオを、お母さんはテレビを子どもは音楽を、それぞれ1つの部屋で楽しめたりできるのです。

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西浦教授:もうプロトタイプとしてはできてますんで、3年後くらいをメドに実用化できたらいいなと思っております。

このスピーカーが日本を揺らすのもそう遠くは無い未来のようですぞ!

▼スタジオでお話を伺いました。

加藤:超音波ってすごいですね。
ムロさん:演劇でもいろんな使い道ができそうですね。
加藤:確かに、客席の半分だけ音を出して、2回目来たもらったときにまた違う楽しみ方ができるような。東野圭吾さん、今なら、このトリック使えますよ。
進藤:では森永さん、今後注目の胸を震わせるもの、教えてください。
森永さん:日曜劇場ナポレオンの村です。東京都の西の外れの限界集落で村を盛り上げる話です。
加藤:森永さん、ムロくんに喋らせてあげてください。ムロくんは、今日は番宣のために来たんじゃないよね?
ムロさん:はい。今日は振動を勉強しに来たところ、たまたま日曜劇場に出てたのでついでにそれをお伝えしただけです(笑)。

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