過去の放送内容

がっちりマンデーも放送開始からまる9年!これまでにたくさんの会社を取材してきましたが、今日のところが間違いなく日本一関わっている人数が多いはず!その名は「生協」!
今ではコープと呼ばれることも多い生協ですが日本の国民の5分1以上、2700万人が加入している超巨大組織。その年間総売り上は3兆3000億円!
でも、生協って何と聞かれると、会社なのか何なのか分からない方も多いはず
今日のがっちりマンデーは、そんな誰もが知っているけどナゾの組織、コープ、生協の秘密に迫ります!

生協の儲かる商品開発のヒミツとは?

全国に2700万人ものお客さんがいる巨大組織「生協」。
何でそんなに人気なのか。まずは今年で生協に入って16年の浦郷さんにどうやって生協の商品を注文するのか、見せて頂くことに。がその前に、冷蔵庫の中をチェック。コープのヨーグルトにウーロン茶、調味料もコープとコープマークの付いた商品がいっぱい。

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ではそんな商品をどうやって注文しているのか?

浦郷さん:商品の番号が書かれている注文用の紙に欲しい数を書き込みます。

そう、週に一度届く結構分厚い生協の商品カタログの各商品に付いている番号を見ながら発注表に欲しい数を書き込んでいくってわけ。もちろん電話やネットでも注文出来るのですがこの紙を直接生協の配送担当者に手渡す人が多いのだとか。

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ここから先も続々と出てくる生協の儲かりテクニックは後ほどご紹介するとして…次にスタッフがやってきたのは生協の心臓部、東京の渋谷駅から歩いて5分の「日本生活協同組合連合会」、略して「日本生協連」。
「コープみらい」や「パルシステム」など、全国に300以上ある生協のまとめ役。生協全体の総売上げは、なんと3兆3000億円なり。
ここの1番のお仕事は何なのですか?

矢野さん:コープ商品の開発というのがあります。

そう、コープ商品と呼ばれる生協独自の商品を、いろんなメーカーと一緒に開発して全国の生協に卸す、というのが日本生協連のメインの仕事。

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そんなコープ商品の第1号は、1960年発売の生協バター。自社工場を持たずに商品をメーカーに作ってもらうという、今全盛のPB(プライベートブランド)を50年以上前から始めていたのです

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現在生協のコープ商品はおよそ4000品目。生協ユーザー以外の人はほとんどご存知ないと思いますが、どれもこれもかなりの売上げ!そして、もちろん売れるにはワケがある。
例えばニンジン50%配合のジュース「ミックスキャロット」。生協で一番売れているジュースなのだとか。日本で初めてのニンジンベースの果実ミックスジュースでこれまでに32億本を売上げるコープを代表する商品。子供でも飲みやすい味が売れている理由なのだとか。

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そしてこれもバカ売れ、年間550万食を販売する冷凍の「骨取りさばの味噌煮」。魚は食べたいけど骨があるから嫌だ!という組合員の声を受け、人の手で小骨まで完全に取り除くという手間隙かけた一品。
コープ商品は食品だけじゃない。オリジナルのトイレットペーパー「コアノンロール」。コアがノン 、つまり芯がないトイレットペーパー。これも組合員の、最後に出てくる芯がじゃまって声からつくられた商品。そして、もうひとつの売りポイントは…

矢野さん:普通のトイレットペーパーよりも長い2倍以上の130メートル巻いてあります。

普通のよりもギュッと硬めに巻いているから長く使える。さらにお尻を拭くのにそんなに幅はいらないわよねってことで、少しだけ狭くしている分、お安くできたのだとか。

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このように生協のモノづくりは、お客さん、つまり組合員の声をものすごく大事にしている。その分商品開発の現場はかなり大変。
どう大変なのか、コープ商品を一緒につくるメーカーさんとの打ち合わせを覗かせてもらいました。打ち合わせのお相手は、チーズケーキミックスを作っているメーカーさん。どうやらパッケージに載せる内容が議題のようですが、やっぱり聞こえてくるキーワードは組合員がどういう商品を望んでいるのかってこと。
1番多かったのが、「いろんなレシピをもっと知りたい」っていう意見だったらしい。それを受けて打ち合わせを何度も何度も繰り返す。メーカーの人も大変ですが、そこまで組合員の声にこだわるのにはワケがありました。

メーカーの方:商品開発の時点から組合員さんの意見を元に作っているので、実際に商品になったときにロングセラーになりやすいんですよ。

そう、生協で人気商品になれば宣伝広告なしで国民5人に1人いる組合員に長く売れ続けるってこと。今回は中身ではなく10年以上大きな変更をしてこなかったパッケージの大リニューアルだそうです。

そして商品が出来上がると次に行われるのが、ベテランの組合員さんをモニターにした試食会。こういう試食会はメーカーでもけっこう普通に行われていますが生協のそれは真剣さが半端じゃない!やたら張り詰めた空気の中で黙々とパスタを食べる組合員のマダムたち。

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千葉さん:この試食会の評価で開発が中止になったものもありますので緊張します。

そう話すのは開発の千葉さん。今回は2種類のたらこパスタのソースの試食。片方は今売っているコープ商品で、もう一方が試作品。もちろんそれは知らされないまま一口ずつ食べてはレポートに書き込んでいく。これがまたかなり辛辣だった。
「くせはないがパンチもない」
「たらこの味がほとんどない」
…って厳しい〜!!
それもそのはず、こちら組合員のマダム達は試食のプロ!

スタッフ:みなさんはどれくらい試食をやられているのですか?
試食会参加者:私は3年目です。
試食会参加者:私は4年目です。毎日口にするものは責任をもって協力したいと思って参加しています。

なるほど、組合員が本気で商品作りに参加しているからコープ商品は長く売れ続けるってことなのですね。

番組グッズ

がっちりマンデー!!知られざる40社の儲けの秘密

¥1,404(税込)