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がっちりマンデー!今日のテーマは「ブックオフ」!
今や業界でダントツナンバーワンの古本屋さん。
お店の中には、マンガや、小説、専門書に、絵本、雑誌まで、いろんな古本がずらり!
お店の数は、23年前の創業以来増え続け、全国に1000店舗以上!年間売上げは、なんと757億円!今まであまりチェーン店のなかった古本屋業界で、なんでブックオフがここまで大きくなれたのか!?
ブックオフの儲かりのヒミツに迫ります。

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巨大古本屋チェーン「ブックオフ」のヒミツ!

ブックオフ儲かりのヒミツを求め、やって来たのは上野広小路店。
出迎えてくれたのは、統括エリアマネージャーの廣瀬さん。
まず案内して頂いたのは、お客さんが持って来た古本を査定する買取コーナー。

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今までの古本屋さんでは、本に詳しい店員が1冊1冊の価値を見定めて値段を決めるというのが普通でした。しかし、ブックオフはちょっと違う。
この時間、本の査定をしているのは、あまり本に詳しくないアルバイト歴3ヶ月の森さん。スタッフが持ち込んだ本を実際に査定してもらいました。
小説、経済書、問題集とジャンルも定価も様々ですが…はたして?

森さん:こちらが1点ずつ150円で、こちらが50円となります。
スタッフ:どういう査定方法なんですか?
森さん:汚れてしまっているものは50円、それ以外は150円になります。

そう、ブックオフの査定には、ベストセラーも、レアなお宝も、関係ない!
キレイな状態だと単行本は150円、文庫本は50円、少年コミックは70円など、ジャンル別に、基本の買取り額が決まっていて、汚れがあった場合に買取り額を下げているのです。
古本の価値を一冊一冊きちんと査定するのは難しい。だからブックオフでは、あえて汚れ以外は査定しないという、超シンプルなシステムを導入しているのです。
この割り切りによって、プロフェッショナルな店員がいなくてもお店が運営でき、全国にどんどん店舗を拡大することができたのです。

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でも、人気の本でも高く買ってもらえないのだったら、ブックオフに本を持ってくる人が少なくなるのでは?その心配はいりません。実はもうひとつ、ブックオフには大きなルールがあるのです。
それは「どんな本でも必ず引き取る」こと!
普通の古本屋さんの場合、人気の本を高く買ってくれる代わりに、売れなさそうな本は買い取ってもらえないなんてこともある。となると、売る側にとってはけっこう恥ずかしい。
でも、ブックオフは、断らない!ボロボロの本の場合は、買い取り額0円ってこともありますが、それでもきっちり引き取ってくれる。「持ち帰らなくていい」という安心感から、お客さんが気軽に、どんどん本を持ってきてくれるのです。

さて、そんなブックオフでは買取った本を売る前に、ちょっとした工夫をします。受け取った本を研磨機へかけてお手入れするのです。

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グラインダーを回転させて、本をまとめて押し当てました。すると…本にあったシミが真っ白に!

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やっぱり、ちょっとでもきれいなほうが、売れるそうです。こうしてお手入れが終わったら、次は買い取った本を売り場に並べていきます。実はこの並べ作業こそ、ブックオフ独自の、肝心要となる作業!
廣瀬さん、棚に本を入れたと思ったら、別の本を抜きました。これは一体?

廣瀬さん:棚に同じ本が5冊貯まることを、5ダブというんですけど、1冊本を抜いて105円コーナーに持って行きます。

そう、これがブックオフ本棚の基本ルール「5ダブ禁止」!
もし、まったく同じ本が5冊並んだ場合は、そのうちの1冊を、105円コーナーに移動させるのです。
同じ本なのに、1つの店で値段が2つということになって、ちょっとおかしいような気もしますが、こうすることで、人気の本でも棚に増え過ぎず、減り過ぎず、ちょうど良いバランスが保たれるのです。

さらに、105円のコーナーに持って行く本にもある決まりがあります。
ポイントは、本の裏に付いた値段シール。フチが、黒、赤、青、緑の4色に分かれていて、それぞれ、その本が入荷した時期を表しているのです。

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今回の場合、一番古い緑シールの本を105円に値下げします。これ以外にも、なかなか売れないと判断した本は、105円コーナーに移動して新しい本を補充。
とにかく、本をこまめに入れ替えることで、お客さんがお店に来るたびにいろんな本を発見できるようにするのが、ブックオフの狙い。だから、今度はどんな本があるかな、と本好きのリピーターが頻繁に来てくれるのだそうです。

続いてやって来たのは昨年6月にオープンしたブックオフスーパーバザー。
こちらのお店、広い店内に置いてあるのは、古本だけじゃない。CDやDVDはもちろん、洋服や、スポーツ用品、宝石などなどいろんなジャンルの中古品を売っています。
さて、食器コーナーでは、レイアウト変更の真っ最中。
その中で忙しそうに働いている一人の女性がいました。この方、ブックオフの伝説の人物。

橋本会長:一応、取締役会長です。

このお方、松下社長の前の社長さんの橋本会長。最初はブックオフのパートさんからスタートし、会長まで昇りつめたスゴイお方なのです!タレントの清水国明さんのお姉様でもあります。

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ところで会長!ここで何を?

橋本会長:レイアウト変更するというので、手伝いに来ています。

なんと、橋本会長、エプロンにジーパン姿で店舗のスタッフと一緒にレイアウト作業中。さすがパート出身、現場の作業に何の違和感もありません。会長自ら、頭が下がります!

橋本会長:本部とか現場に差があったらスタッフさんにやる気がなくなっちゃうじゃないですか。本部もいっしょにということを実際に示すためにもお店に出ています。

現場も本部も同じチーム、というのがブックオフの基本の考え。だから本部の社員も、ちょくちょくこうやって、お店で働くのが当たり前なのだとか。でも、橋本会長、現場の最前線の作業をしているとどうしてもいろんなところが目についちゃう。
この日は、在庫に貯まっている本をもっと棚に出すように指示。見逃しがちな作業の遅れを、きっちり指摘します。現場感覚はいまだ健在です。

さて、今やブックオフならどこの売り場にもあるキャッチコピー。
「読み終わった本、お売り下さい」
実はこれ、会長が創業メンバーと考え出したものなのです。

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橋本会長:中古業ですから、仕入れが全てでしたのでそのためには商品を買わせてもらうしかないと思ったんです。それで買取ってやるという態度じゃなくてぜひお売り下さいっていう言葉に気付いて、「買取り」って言葉を「お売り下さい」に変えました。

たしかに、今までの古本屋さんの「高価買取」は、どこか上から目線っぽい…。
「お売りください」のほうが、お客さんも来やすいはず。そんな思いがこのコピーには込められているのです。
こうして、古本屋さんのかたちを現場からひとつひとつ変えていくことで、ブックオフは国内ナンバーワンの古本チェーンになったってわけですね!

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