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島根県隠岐郡海士町

儲かる地方自治体!続いて向かったのは、島根県の七類港からフェリーに乗ること3時間。日本海の沖合に浮かぶ、隠岐諸島。やってきたのは、中ノ島・海士町。
まずは、町のトップにごあいさつ…

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なんとも穏やかそうな町長の山内道雄さん。と、思いきや!

山内町長:「金がない!制度がない!例がない!だからできない!」というのは、海士町の役場では禁句になっています。

と、やり手な感じ。そんな山内町長、独自のアイデアで、この町を元気にしているスゴイ人なのです!

中ノ島・海士町は最近まで、「過疎化」に悩まされていました。
60年前には、7000人いた島民も、今では、2400人足らず!65歳以上のお年寄りも4割と、かなり深刻な状況でした…。
ところが、山内さんが町長になった頃からじわじわ若者が増え始め、今や20代から30代の働き盛りの人口が、7年前より70人増加しました!
町長!どんなことやったのですか!?

山内町長が目指したのは「Iターンで若者を増やす作戦」!
Iターンとは、その町に元々関係ない人が移り住んで働くというもの。

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でも、わざわざ離島の町に、しかも若者に、Iターンしてもらうなんてムチャな感じがします。が、町長のIターン作戦には、とっておきのキーワードがあったのです!

それは「起業」!
「海士町で、起業しませんか?がんばる人は、応援しますよ!」というメッセージを全国に発信!
すると、本土から若者がやってきた!

例えば、海士町で起業して6年目、群馬県出身の宮崎さん。
海士町に来る前は一橋大学の学生でした。
でも、何でわざわざ海士町までやってきたのですか!?

宮崎さん:自分で何かおもしろい事をやって行きたいという思いがありました。

そんな宮崎さんが立ち上げたビジネスは、なまこを加工する会社!

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元々、中ノ島は美しいなまこがとれることで有名!
地元でも民宿を営む人たちが細々と作っていました。
ここに目をつけた宮崎さん、漁師さんがとってきたなまこを、工場で加工、島の外に出荷し始めたのです!
これが年間1500万円〜2000万円とけっこうな売上げに!

ところで、なまこの加工場、どうやって作ったのですか?

宮崎さん:この施設は実は海士町の施設なんです。

なんと加工場は、宮崎さんのなまこビジネスに可能性を感じた山内町長が、建てて貸し出してくれたものなのです!

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山内町長:たった一人のためにという批判もありましたけど、そのことによって地元の漁師さんがなまこをとりに積極的に行くようになるんです。

なまこビジネスが上手くいけば、漁師さんの収入も増える!
さらに、島の人たちにも働く場所ができる!というわけで海士町では、町ぐるみで可能性のある起業をバックアップ!

他にも、「商品開発研修生」という、町にあるものを商品として開発してくれる人を毎年募集!
期間は1年で、毎月15万円を支給!しかも家賃1万円の町営住宅付き!
これまた全国から応募が殺到!研修生と島の人たちが一緒になって商品開発!

こうして生まれたのが、島民がお肉の代わりに、さざえを具にしてカレーを食べるというところに目をつけた、「島じゃ常識!さざえカレー!」
年間売上げは、1000万円!

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こうして、海士町のIターンの人への起業応援作戦はどんどん拡大!
すると、他にもいろいろな人たちが島にやって来ました!

起業して5年目、愛媛出身の阿部さん。
お仕事は、ホームページ制作や海士町の野菜をネット販売しているのですが、海士町に来る前はトヨタでエンジニアをされていました。

阿部さん:都会じゃなくても大企業じゃなくても、ちゃんと田舎で幸せに暮らしていける、仕事を作れるんだって事を、人生を賭けて実験している感じです!

大自然の中で、自分らしく豊かに暮らしたい!でもビジネスでは、どんどんチャレンジしたい!そんな今の若者たちにとって、ここは、夢の島でもあるのです!

さて、徐々に働き盛りの若者が増えてきた海士町。
しかし、もう一つ大きな問題が。
それは「学校」!
町で唯一の県立隠岐島前高校が、1学年30人を下回り廃校のピンチに!そうなると、島の子どもたちは本土の高校に行くしかなくなる!

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そんな島のピンチを救ったのも、Iターンの人たちでした。

6年前に島にやって来た岩本さん。海士町に来る前は、ソニーで人材育成や組織開発をされていました。
そんな大企業の育成のプロが考えたのはなんと島留学!

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コンビニも何もない不便なところ…だからこそ忍耐力や行動力が鍛えられる!と、逆転の発想で、都会の子どもたちに猛アピール!
結果、毎年10人近い生徒が、島の外からやってきて、廃校のピンチも免れたのです!
しかし、海士町が狙ったのは、さらにその上!

島の学力アップ目指して、海士町初の塾を開講!

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しかも、生徒を教える先生たちは、リクルートで人事を担当されていた方や、京都大学出身者など、有名塾にも引けを取らない講師陣!もちろん、みなさんIターン!
結果、島前高校に通う生徒の3割が大学に進学!さらには初めての早稲田大学合格者も誕生!

山内町長:今年は1学年2クラスに増えました!

こうして、学校廃校という島の大ピンチをIターンの人たちが救ってくれたのです!

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