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今日のがっちりマンデーは「ライオン」!
その年間売り上げはナント3300億円!
今回は、キッチンやお風呂周りをがっちりと支える「ライオン」の戦略に迫ります。

洗剤から歯磨きまで!ライオンの儲かりの秘密とは?

◆洗濯洗剤
洗濯洗剤の「トップ」や「アクロン」、柔軟剤の「ソフラン」に、歯磨き粉の「クリニカ」など、お馴染みのブランドだらけのライオン商品。
その年間売り上げは3300億円!そんな中でも一番の大黒柱が、洗濯用の洗剤。
大正9年に発売された「ライオンせんたく石鹸」が洗剤では最初の商品でした。
ところで皆さん、洗濯するときには、洗剤を使いますよね?
では、どうして洗剤を使うと、汚れが落ちるのか、知っていますか?
この疑問を機能素材研究所の戸堀悦雄所長に聞いてみました。

戸堀さん:洗剤には、界面活性剤が入っているんです。

確かに、洗剤の成分表示ラベルを見てみると、真っ先に界面活性剤と書いてありました。

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戸堀さん:界面というのは、水と油の境界のことを指します。汚れというのは、油に近いものなんです。その油を取り込んで、繊維から引き離すんです。その効果を利用して、汚れを取るんです。

洗濯とは、汚れを水に溶かして流すことでキレイにする作業。
この時、水だけだと、皮脂などの脂汚れは、脂が水に溶けないので、布地にくっついたまま流れない。
この水と脂の境目のことを界面といって、界面活性剤が脂汚れの界面にくっついて布地から引きはがし、水に溶かす働きをするというわけ。

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より汚れが落ちて、売れる洗剤を作るには、優れた界面活性剤を作れるかどうかがポイントで、この界面活性剤の進化が洗剤の進化と言っても過言ではないのです。
昭和31年に発売されたのが初代の「トップ」をみてみると、この頃使われていた界面活性剤は、ほぼ石油が原料。
しかし、ライオンは、オイルショックの前から、石油に代わる界面活性剤の研究を始めていました。そして現在の界面活性剤の主な原料となっているのが、パーム椰子から採ったパーム油。
これ、全てマレーシアの農園で、現地の人が手作業でワサワサと収穫。
年間数万トンのパーム油が日本に送られてくるんだとか。
そして昭和の終わり頃、洗剤にさらなる進化が!
昭和63年、コンパクト洗剤「Hiトップ」を発売。
突然、こんなに小さくなっちゃいました!

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これにも、界面活性剤の進化が関係していました。
というのも、昔の洗剤の粒は、今のものと違って、水に溶けやすくするために、真ん中に穴が空いている状態、つまり空洞が作られていた。それゆえ、量が多くなっていました。
それが、空洞なんかなくても、水に溶けやすい新型の界面活性剤が開発されたため、こんなにコンパクトになったというわけ。
そのコンパクト洗剤を作っているのが、ライオン大阪工場。
こちらの高さ30メートルの塔の中で作られているそうですが…

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今回は特別に、その中を見せてもらいました!

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実は、この高さ30メートルというのが、洗剤づくりには絶対必要なんだそう。
生産技術グループマネージャーの上谷学さんに話を伺いました。

上谷さん:界面活性剤を素にした白い色の液体を作ります。で、その液体を塔の上部から下に向かって噴霧します。で、塔の下から熱風が入ってきて、熱風で乾かして粉になるという仕組みなんです。

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洗剤の元となる原料を、上から噴霧、下から熱風を送って、一気に乾燥させ粉状にする。
粉洗剤を大量に生産するには、この塔が絶対に欠かせないってことなんです。
そして今、粉洗剤を上回る勢いで売れているのが、液体洗剤。
粉の洗剤と何が違うのでしょうか?
主任研究員の植村慎午さんにお話を伺いました。

スタッフ:粉を溶かしたら、液体になるんですか?
植村さん:なかなかそうはいかなくて、液体にふさわしい界面活性剤を開発する必要があるんです。

最近の少ない水で洗えるドラム式洗濯機のブームもあって、一気に洗濯業界の主役に躍り出た液体洗剤。
ここでも大事なのは、やっぱり界面活性剤。
一昨年、発売されたのが、「トップ・ナノックス」。
初期の頃と比べると、同じ回数使えるのに、こんなに小さくなっちゃいました!

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従来の液体をぎゅっと濃縮したってことらしいのですが、従来のものをただ濃縮しただけだと、固まって使い物にならない。そこで、固まらない界面活性剤を開発!
ナノックスの新しい界面活性剤は、濃縮しても固まらないので、こんなにコンパクトになったんです。
しかも、ただ小さくなったわけではありません!
汚れを溶かした水に、従来の液体洗剤と、ナノックスを同時に入れてみると…

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洗浄力もかなりアップしているのが分かります!
このすごい界面活性剤、開発にはとんでもない時間がかかっていて、なんとその期間20年!
しかも、これを開発したのが、今年1月に社長に就任した濱新社長!
なんでも入社以来28年間、研究開発部門にいて、ずっと長いこと、この界面活性剤を研究していたんだそう。
そんなナノックスは、現在24時間フル稼働で生産中!
なんでも、コンパクト液体洗剤で売り上げ?1なんだとか。

◆広告宣伝
ライオンには、すごい製品を作るだけじゃなく、もう一つ大事にしていることがあるんです。それが、広告宣伝。
昭和50年代の「りんごをかじると血がでませんか?」という、CMのセリフも一斉を風靡しましたよね。
ライオンが広告を大事にするのは、創業者・小林富次郎から続く120年間の伝統。
富次郎曰く、「広告は商品の肥やしだ」。
つまり、どんなにいいものを作ってもみんなに知ってもらわないと意味がない!ということ。
明治31年、富次郎は、ライオンの商品を広めるために、音楽隊を結成。
当時流行していた軍歌の替え歌を歌いながら、先頭に立って全国を巡回したんだとか。
ライオンによると、この歌が、CMソング第一号といわれているのだそうです。
その後もライオンは、様々な名キャッチコピーと商品の組み合わせで、売り上げを増やしていきました。
例えば、「チャーミーグリーンを使うと、手をつなぎたくなる♪」とか「白い歯っていいな、ホワイト&ホワイト♪」など耳に残っていますよね?
さらには、私たちが全く気づかなかった、こんな宣伝方法も。
「8時だヨ!全員集合」!この伝説の番組の中の「お風呂入れよ!」「頭洗え!」「歯を磨けよ!」という加トちゃんのセリフ、実はこの番組のスポンサーがライオンだったから入っていたんです!うまいこと肥やしをまいてたってことですね!

番組グッズ

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¥1,404(税込)