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がっちりマンデー、今日のテーマは「ホクト株式会社」!
「ホクト株式会社」は、長野県が誇るキノコNo.1カンパニー!
ブナシメジのシェア30%は日本一、エリンギのシェア40%も日本一で、年間売上486億円を誇っています!さらに、きのこメーカーとして東証一部に上場している企業は「ホクト」だけ。
今日は、きのこ業界No.1「ホクト」儲かりのヒミツに迫ります!

「ホクト」のきのこ工場に潜入!

長野県長野市の善光寺平にキノコ王国「ホクト」の本社はあります。
早速本社に伺い、昨今のきのこ業界について専務の小松さんにお話を聞いてみました!

小松さん:順調に右肩上がりで伸びていますよ!

そう!不況のあおりを受けて、パッとしない食品業界のなかで、「ホクト」のきのこはグングン右肩上がりで成長!
その理由は、一年中手に入り、なおかつ野菜と違って値段の変化がほとんどないから!
そして、小売店も売りやすいというきのこは、まさに儲かる食材なのです!

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そんな“きのこ作り”の儲かりのヒミツがある!ということで、本社から車で10分のところにある「赤沼きのこセンター」に伺ってみました。
実は「ホクト」のきのこは全て工場で作っているんです!
そこで、今回は所長の西澤さんにエリンギを通してきのこの作り方を教えていただきました!
実はエリンギの人工栽培はとっても難しく、大量生産に成功し、販売にこぎつけたのは「ホクト」が世界初!
まず西澤さんに案内していただいたのが…

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こちら!
なにやら牛乳ビンのようなものがたくさん並んでいます。
この容器1つ1つがきのこを育てる植木鉢のようなものなんだとか!
牛乳ビンのようにちょっと縦長の形をしている理由は、限られたスペースでより多くのきのこを栽培するため!きのこの根となる菌糸を、横に広げるのではなく、縦に密集させるために17cmという長さが必要なんです!

この容器に土を詰めていくのですが、入れているのはただの土ではありません!
というのも…

西澤さん:きのこは自分で栄養を作り出すことが出来ません。

そう!きのこは「菌類」。野菜と違って自分で光合成をして養分を作り出すことができません。
だから、トウモロコシの芯や米ぬか、ふすまなどを配合した培地で、タンパク質・糖質・ミネラルなどの養分をきのこに与える必要があるんです。

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そして、このように穴を開けるまでが第1段階。
次は、この穴に種菌を入れます。野菜で言うと“種まき”の工程です。
早速、種菌を植える作業を見せていただこうとしたところ…なんと取材NG!
その理由はというと…

西澤さん:ちょっとの雑菌が入っただけでも全てダメになってしまう場合があるんです!限られた人しか入ることの出来ないエリアになっています!

そう!きのこ作り最大の敵、それは「雑菌」!
きのこ自体が菌なので雑菌は成長に悪影響を及ぼしてしまうんです。
そのため無人の状態で、機械で種菌を植えていきます!

続いては「培養」という工程をみせてもらうことに!
しかし…

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建物の中がしーんと静まり返っていますが…

西澤さん:人数が多いと、雑菌が入り込むことがありますので。

雑菌が大敵のきのこ工場は、人の出入りは極力抑えています。
そのため、可能な限り機械で作業を行っているのです。

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そして、こちらがきのこの「培養室」!きのこの素となる菌糸を育てる部屋です。
薄暗く大きな部屋に、種菌を植えたビンが大量に並んでいます!
培養室は全部で14部屋、ビンの総数はなんと18万本も!
そして、この部屋にきのこを人工栽培するための大きなヒミツが!

西澤さん:培養室の温度は23℃に設定されています!夏の環境にすることで、きのこが勘違いしてスクスク育つんです!

エリンギ人工栽培のカギになるのが温度!
ちょっと低い気もしますが、この23℃こそ「夏の森の中」の環境なんだとか。
ここで、3週間以上熟成。すると、そろそろきのこが成長!と思いきや…

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きのこは全然生えてきていません!!

西澤さん:この白くなっている全てがエリンギの菌糸になります。

そう、この段階ではまだきのこは生えてきません!
ここでは、きのこになるための「菌糸」をいっぱいにするのです!

そして今度こそ、きのこを育てる「生育」という工程へ!

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西澤さん:この部屋の温度はだいたい17℃です!「秋の森の中」をイメージしていただくと良いかもしれません。

きのこが生えてくるのは「秋」!
きのこ作りのもう1つのポイントは、生育室では22℃から17℃に変え、「秋」を演出するということ!湿度や風の強さをコントロールして、きのこに秋だと勘違いさせるのです。
勘違いしたエリンギたちはこの部屋で2週間、種菌の状態からトータル40日ほどで、大きさ・形の揃ったエリンギに育つのです!

ところで、きのこ工場では「人」の活躍の場はないのでしょうか?
毎日きのこを見ているという栽培技術センターの大利さんに、機械では出来ないことについてお話を伺ってみました。

大利さん:恋愛初期の彼女との駆け引きじゃないですけど、可愛がりすぎるときのこの成長が良くなかったりするので、必要なストレスを与えるんです!

そう!自然界と同じように、時には温度を上げたり下げたり、時には風を強くしたりして、適度なストレスを与える必要があるんです!

大利さん:刺激を与えるときのこが発生する。という適正な環境を作るのが仕事ですね!

こうして作られるきのこの年間生産量は、およそ6万6000トン!
他の追随を許さないぶっちぎりのトップ!
「ホクト」儲かりのヒミツは、徹底した管理での人工栽培にありました!

▼スタジオでは成長過程のエリンギを見せていただきました。

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進藤:左から8日目、10日目、12日目、14日目のものですね。
水野社長:伸び始めたらあっという間にできちゃうんですよ!

番組グッズ

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