過去の放送内容

放送内容をシェアする

未来型コンピュータ!「ねんきん」コンピュータとは?

続いて、スゴい研究をしているという工学博士の原正彦さんのもとへ。
一体、原さんはどんな研究をしているのでしょうか?

原先生:「きん」を使ったコンピュータを作ろうとしています。
スタッフ:どんな「きん」なんですか?
原先生:「ねんきん」です。

「ねんきん」を使ったコンピュータとは一体???

イメージ

そもそも粘菌とは、アメーバ状の菌の一種。1時間で1cmくらいの速さでゆっくり動くんだとか。
ではその粘菌で、何が出来るのでしょうか?

原先生:例えば迷路を解くとか。

粘菌が迷路を解く?
さっぱり意味が解らないので、実際に粘菌が迷路を解いたときの映像を見せていただきました。

イメージ

迷路全体に広がった粘菌、スタートとゴール地点にはエサが置かれています。
すると、時間とともに粘菌がエサに集まり始め、エサを置いて24時間後には…

イメージ

なんと!スタートとゴールを結ぶ粘菌の道が完成!
粘菌には、両方のエサを効率よく食べようとする性質があるからできるんです。
原先生は、こうした生き物の性質を利用したコンピュータを作る研究の第一人者なのです!

原先生:今のコンピュータは、正確で便利なんですけど、ある意味限界もわかっていまして、スピードや情報処理の限界があります。そこで、今までのコンピュータで出来なかった問題を、上手いこと処理出来るんじゃないかというのが我々の発想です。

今取り組んでいるテーマは、とあるセールスマンが営業先をいかに短い距離でまわるか?という問題。
いくつか選択肢がある中から正しいルートを見つけ出すというもの。

イメージ

営業先が少ない道は簡単ですが、これがもし20ヶ所ともなると、その選択肢はなんと!
約56京4780兆通りにもなるんです!スーパーコンピュータでも答えを出すのが大変!
ところが粘菌の場合、最短距離は出せないけど、そこそこ最短を出すのが結構早いんです!
ジャンルによっては粘菌の性質を使った方が、計算が早いこともあるんです。
この粘菌コンピュータの研究を、大学や企業の研究所ではなく理研が研究しているのにはワケがあるんです。

原先生:1つの学問分野で出来るものではないので、色んな違う分野から研究室に集まってもらってます。

そう!粘菌コンピュータのような研究には、とにかく色んな分野のプロの科学者が必要。だから…

イメージ

こちら生物学・遺伝子工学のプロである長谷川さんは培養学を担当。
さらに、粘菌の動きを知能に置き換える人工知能担当の方や、電子工学や化学、複雑系科学、生命物理、有機合成など様々な分野のプロが一緒に研究しているのです。
このように、理研には大学のような学部の境がないため、垣根を越えたスゴい人材が必要な研究に集結できるんです!

放送内容をシェアする

番組グッズ

がっちりマンデー!!知られざる40社の儲けの秘密

¥1,404(税込)