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今日のがっちりマンデーは、体温計でおなじみの会社「テルモ」!
しかしこの体温計、テルモの年間売上げのたった1%。
実は、病院に必要なモノを作りまくっているメーカーなんです。
きっとあなたも1度はお世話になっている会社、テルモの知られざる病院ビジネスの世界にメスを入れちゃいます!

病院はテルモだらけ!

体温計だけじゃないテルモのヒミツ!テルモの誕生は、今から90年前の大正時代。当時の日本の病院では、体温計はほぼ100%ドイツからの輸入品を使っていました。しかし、第一次世界大戦が始まり、体温計の輸入がストップ!と、その時、
「病院で使う大事なモノを、いつまでも輸入に頼ってはイカンのう」
と、立ち上がったのが、北里柴三郎博士!日本の細菌学の父と呼ばれ、ペスト菌を発見した、とってもすごいお医者さん。

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北里先生は自ら発起人となり、仲間のお医者さん達を集めて「赤線検温器株式会社」を設立。テルモはお医者さんが作った会社なんです!こうして1922年、国産の水銀体温計を出荷。ドイツ製と同じ品質で、しかも安いとあって大ヒット!だから、今もテルモは、国内を代表する体温計メーカーなんです。
ところが、広報室長の羽田野彰士さんによると、

羽田野さん:体温計はテルモ全体の売上げの中で1%未満です。

体温計の売り上げは、テルモの売上げ3,027億円のわずか1%!じゃあ、残り99%は?

羽田野さん:実は、90%以上が病院で使われています。

そう、お医者さんが作った会社だから、お医者さんのためになるモノをいろいろ作っているらしい!そこでスタッフは病院へ。まずお邪魔したのはナースステーション。東邦大学医療センター大橋病院の看護師長、小林敏子さんにお話を伺いました。こちらにテルモの商品があるとお聞きしたんですが?

小林さん:はい!いっぱいありますよ。たとえばこれも、これも。
スタッフ:テルモだらけですね。
小林さん:そうですね。あとこれは注射器です。

出た注射器!テルモは注射器の国内トップメーカー。シェアはなんと60%!さらに、

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小林さん:これは栄養剤が入った点滴ですね。

点滴する際に使う、この栄養剤入り輸液バッグ。これまたテルモ製!ところでこの輸液バッグ、よく見てみると…。「ポキッと前後に折る」とか、「プシュッと開通」とか、なぜかやたらと袋に擬音の文字が書いてある。これ、病院で使う製品ならではの大事な「工夫」なんです。小林さんにやってもらうと、

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小林さん:上の「はずして折る」と書いてある栓をはずして、ポキッと前後に折ります。

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小林さん:その後に「プシュッと開通」とあるので、両手で押してプシュッとやって、開通させて確認したら開通確認のシールをはがします。
スタッフ:間違いは起こらないですね。
小林さん:起こりません!

命に関わる病院で使う製品は、「安全である」ことが何より大事。だから、あえて手順を、分かりやすい言葉で書いてある。 細かいところまで考え抜かれていますね、小林さん!

小林さん:すごく助かってます!

続いてやってきたのは手術室。中村正人教授にお話を伺いました。ここにもテルモの商品があるんですか?

中村さん:はい、非常に多く活用しております。

手術室でもテルモを使っていた!一体どんなものかというと、

中村さん:これはカテーテルといって、心臓の血管が詰まったり狭くなったりする病気を治すときに使います。たとえば狭心症や心筋梗塞といった病気です。

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こちらがバルーンカテーテル、という機器。1個13万円!直径数ミリの管を腕や太ももの血管の中に入れ、ニュルニュルと心臓の方まで伸ばしていく。狭くなった血管部分にたどり着いたら、管の先端に付いた風船を膨らませて広げるという、すごい機器! こちらも国内トップシェア!
他の機器もテルモ製だらけ。現在、全国の病院で使われているテルモの医療機器は、約1万種類!

中村さん:ひとつひとつの道具が非常に優れていますね。使いやすいです。

「お医者さんが作った会社」の「お医者さんのための道具」だから、「お医者さんの欲しいモノが作れる」!だから、日本の病院はテルモだらけなんです。

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¥1,404(税込)