過去の放送内容

今日のがっちりマンデーは、「エステー」!
「消臭ポット」に「消臭力」、冷蔵庫の「消臭炭」。アナタのお家にもエステーの商品は1つくらいあるはず!
そんな日本を“いい匂い”にする「エステー」儲かりの秘密に迫ります!

鈴木喬社長の「エステー大改革」!

「エステー」といえば「消臭ポット」に「消臭力」、そして「ムシューダ」、「ネオパラエース」!消臭芳香剤と防虫剤の2本柱で年間売り上げ449億円!

そんな「エステー」の創業は、戦後すぐの1946年。最初は衣類の防虫剤や石鹸など、日用品を扱う小さな会社でした。
そして、1971年、「エステー」を一躍有名にしたのが…

イメージ

こちらの、お部屋の芳香剤「エアーシャルダン」!
それまでトイレがメインだった芳香剤市場に、リビングや応接間など、“お部屋の香水”というアイデアで殴り込み!大ヒットになったのです。

その後も除湿剤「ドライペット」や、防虫剤ながらニオイがつかない「ムシューダ」など、
次々と新商品を開発し、エステーは大躍進!

しかし、90年代後半、ライバル企業との間で起きたのが“商品の値下げ競争”!「エステー」の業績は低迷し最悪の状態に…。

そんな1998年、社長に就任したのが「鈴木喬」!!
創業者の息子ながら、「エステー」とは全く関係のない日本生命に26年間勤務し、トップセールスを記録した営業のプロ。
その時の、全社員を前にした就任のあいさつがすごかったんです!!
当時のあいさつの様子を見てみると…

イメージ

鈴木社長:私は今回営業本部長を兼務します。俺の目にかなわない奴はたたき殺してやる!
「いい製品が無いから売れません」、お前いい加減なこと言うな!
いい製品があったら君なんか要らないよ。製品が悪いから君が要るんだよ!
こう申し上げたいですね。
石でも木で売るのが営業であります!

まさしく営業の鬼!!恐るべし鈴木喬社長!
その時まだ平社員だったマーケティング部門の部門長、上月さんに聞いてみると…

上月さん:実際、社内の中では色々あったと…。全員が快くお迎えするという感じではなかったかもしれませんけどね。

しかし、社員からの反発をものともせず、鈴木喬社長の“エステー改革”がスタート!
これがまた、ハンパじゃなかったんです!

<喬社長の改革その1>
『商品を絞り込め』

社長がまず行ったのが、商品数の削減!

イメージ

その時、芳香剤を中心に860種類あった商品のうち“3分の2”、なんと500種類以上の販売を中止!売れている商品だけに絞り込んだのです。
もちろん社員からは「売る物がなくなる!」と大反発が!
当時のことを、上月さんは…

上月さん:その当時、我々はよく「言うこと聞かないやつは、神田川に放り込むぞ!」と言われてですね、仕方なしに最初の頃は言うこと聞いてたんですけども。

「神田川に放り込む!!」まではなかったものの…

イメージ

実際に社長自ら倉庫に出向き、実力行使で不良債権を処分!
ライバル企業からは「売る物がなくなって会社がつぶれるよ」なんて言われたことも…。

果たしてその結果はというと……「全体の売り上げには全く影響なかった」!
もともと売れていないものを削っただけなので、売り上げは同じ。むしろ、無駄な商品を作るコストが減って儲かっちゃったんです!

さらに、鈴木喬社長は年間60種類は出していた新商品を、「これを絶対に売る!」という想いをこめた“1種”に絞り込んだのです!それが…

イメージ

こちらの「消臭ポット」!

イメージ

今まで液体が主流だった消臭芳香剤に、プルンと震えるゼリーを採用!丸みを帯びたパッケージも当時としては斬新でした!
そして、この「消臭ポット」というネーミングも喬社長のアイデア。
こうして「エステー」の力を集結して発売された「消臭ポット」は年間1000万個を超える大ヒットを記録したんです!

そして喬社長、実はネーミングの才能がスゴイんです!!

イメージ

例えば、強力消臭がウリのこの商品。
喬社長は、消臭力(りょく)が強いんだから…『消臭リキ(長州力)だ!』とネーミング!
そう、当時最強のプロレスラーだった長州力さんから思いついたのが、この「消臭力」だったんです!これホントの話…。

<喬社長の改革その2>
『効き目が見える!聞こえる!』

冷蔵庫の新しい消臭剤を開発することになった「エステー」。しかし、喬社長は“あること”が気になっていました。
それは……「効いているのかどうかよくわからん!」ということ。

イメージ

当時、冷蔵庫の消臭剤は、ヤシガラ活性炭をそのまま使っていたため、普通の消臭剤のように、中の溶剤が減ることがなく、取替えの時期がわかりづらかったのです。
そのため、開始の日付を書いて使用するのが当たり前でした。

そこで、喬社長の「効き目が目に見える冷蔵庫の消臭剤を出せないか!」と想いから、
2000年当時、「キムコ」(小林製薬)と「ノンスメル」(白元)の2つが独占していた市場に殴りこみをかけたのが…

イメージ

こちらの「脱臭炭」!
パッケージにも「小さくなったらお取替え」と書いてあります!!

イメージ

「エステー」は、活性炭をゼリー状にして、匂いを吸収するとゼリーがどんどん小さくなる炭を開発!
今までは目に見えなかった効き目が見える!と大ヒットしたのです!
現在の冷蔵庫の消臭剤市場ではダントツ、6割以上のシェアを誇っています!
そして、この「脱臭炭」とネーミングしたのも、もちろん喬社長!スゴイです!

イメージ

そして、昨年発売したのが“効き目が聞こえる”「自動でシュパッと消臭プラグ」!
中には、電池とボンベが入っていて、一定の時間が経つと「シュッパッ」という音と共に香りが広がる今までになかった商品。
1400円と、ちょっとお高めながらも、これまた大ヒット中なんだとか!

このように、“目に見えない”・“音がしない”という「ニオイ」を目で、耳で感じさせるのが「エステー」の消臭芳香剤改革なのです!

番組グッズ

がっちりマンデー!!知られざる40社の儲けの秘密

¥1,404(税込)