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儲かる食材、キノコ

今日は、キノコビジネスでぐんぐん儲かった雪国まいたけの儲かりのヒミツについて特集します!
新潟県南魚沼市に本社を構える(株)雪国まいたけ。
年間売り上げ250億円、従業員1400名の東証2部上場企業で、キノコ業界のトップブランドなのです。

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ところで、食品業界ではキノコは「儲かる食材」と言われています。
なぜキノコが儲かるのかというと、そのヒミツは栽培方法にありました。
まず、温度や湿度などの環境さえきちんと整えれば雨風に影響を受けない屋内で栽培できるため、収穫量が天候に左右されないこと。
雪国まいたけの場合、本社の近くに設置された総敷地面積は東京ドーム9個分にあたる41万平方メートルも!
キノコ類の年間生産量は45000トンで、まいたけに至っては市場シェア60%を誇っています。

さらに、生産から収穫まで自動化できる工程が多いため、人件費を抑えることが可能になるのも、儲かる食材と言われる所以なのです。

▼雪国まいたけ創業に至る大平社長の苦難の道のりとは…?
雪国まいたけの創業は1983年。
大平社長が35歳の時に雪国まいたけを創業するまで、想像を絶する苦難の道がありました。

1948年、大平喜信は新潟県六日町で貧しい農家の長男として生まれました。
少年時代は、学校が終わるとすぐに農作業を手伝う日々で、遊んだ記憶がほとんどなかったそうです。
子供の頃にどれほど貧しかったかということについて、「愛しの魚肉ソーセージ」のエピソードがあります。
当時、一本30円ほどの魚肉ソーセージを友達がパクパク食べているのを見つめていた喜信少年。
でも、自分には買うお金がない。
「いつか、死ぬほど魚肉ソーセージを食べてやる!」。これが幼い頃の夢でした。
中学卒業後15歳で上京し、横浜の木工製作所に就職。その後新潟に帰郷して、地元の機械工場に勤務。次々と収益アップのための提案をして会社に貢献したにも関わらず、待遇面で自分よりも学歴の高い高卒の社員が優遇される理不尽さに耐え切れず、退社しました。
26歳の時に出会ったのが、ちょっと太めのもやし。
今では当たり前の太めのもやしも当時は珍しく生産量の少ない、「作れば売れる」食材だったのです。

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「太もやしを大量生産すれば、必ず儲かる」と、知り合いの農家に作業場を借りて栽培を開始しました。
既に結婚して子供が二人もいるという、失敗のできない挑戦。
しかし、これまでもやし作りをしたことがないため、作り方がわからない!
大量の一酸化炭素が太いもやしを作るのでは、というヒントを聞きつけた喜信は、狭い栽培室に石油ストーブを置いてわざと不完全燃焼を起こし、一酸化炭素を発生させるという無謀な実験を繰り返したのです。
暗闇の中でストーブの火加減を調整していた時、一酸化中毒で死にかけたこともあったとか!!

ここが、現在も残っているもやし作業場跡。

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栽培するための設備は、空調も含めて全て自前で製作していました。
この頃の一家の生活はと言うと…何と窓ガラスがない!
作業場二階の風呂もトイレもない狭い部屋に四人で暮らしていた喜信一家。
食卓には腐りかけたもやしの山。窓にはござが一枚。
割れた窓ガラスを買うお金もなく、寒さの厳しい新潟の冬をすきま風の中で過ごしていたのです。

3年後の苦心の末、ようやく太もやしの栽培に成功!
作業場跡地には、今はなき「大平もやし」の袋が。
あっという間に注文が殺到した大平もやし店で初めての成功を手に入れましたが、幸せは一年も続きませんでした。
ある機械メーカーが、素人でも簡単に栽培することのできる太もやしの生産機を発売したのです。市場に出回った他社の太もやしのせいで、大平もやし店の売上げは急激に下がっていきました。
「何か新しい食材を探さないとダメだ…」。
この時喜信が目をつけたのが、幻のキノコと言われ人工栽培が難しいとされた、高級品種のまいたけでした。

「まいたけを人工栽培で大量生産できれば、絶対に売れる!」。
喜信の新たな挑戦が始まったのです。
太もやしで稼いだお金を全額つぎ込み、小さなまいたけ工場を作った喜信は、2年間工場に寝泊りしてその生態を研究。
まいたけが自生する山奥の環境を人工的に作り出すことに成功したのです。
これが、日本初のまいたけ人工量産技術の発明でした。

1983年、雪国まいたけと社名を掲げて創業。
この社名にも、喜信の深いこだわりがありました。
雪国というイメージは、暗すぎるから絶対にやめた方がいいと周囲の人に言われていました。
しかし、冬の間は雪のおかげで貧乏な家も裕福な家も同じに見える??
子供の頃に感じた雪国への思いを社名にしたい、という喜信の思いが込められていたのです。

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それまでは高級料亭でしか味わえなかったまいたけは、安い値段でスーパーや八百屋で手に入るようになりました。(1kg当たり1万円→1kg当たり1500円へ)
雪国まいたけは市場を独占しながら、順調に売上げを伸ばしていきました。

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しかし、そんなに儲かるまいたけ市場に、なぜ他のメーカーが参入しなかったのでしょうか。
そこには、大平社長のしたたかな戦略がありました。

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