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| 第985回 天空の聖地 モン・サン・ミッシェルの謎 2006/11/11(土)21:00〜 |
Q.超小型飛行機(ウルトラ・ライト・プレーン)に乗った感想を教えてください
モン・サン・ミッシェルを空からレポートするときに、私が乗った飛行機が、ウルトラ・ライト・プレーンです。ハンググライダーにエンジンを付けただけの、2人乗り飛行機ですね。これは、もうおすすめです!
―怖くなかったですか?
私は機会があれば、スカイダイビングやバンジージャンプもやってみたいくらい高い所大好き、絶叫マシン大好きですから大丈夫でした。ヘリコプターも、飛行機よりは飛んでいるという臨場感がありますが、ウルトラ・ライト・プレーンには、体を覆い隠す部分が全くないので、本当に自分に翼があって飛んでいると思えるくらい迫力があるんです。
まさに鳥になった気分!あまりにも気持ちいいし、楽しいので「イヤッホー!ヒュー!」などと叫んでいたら、運転手のお兄さんが、撮影後にサービスアクロバット飛行をしてくれました(笑)。「私を支えているのは腰のシートベルトだけ」と思うと一瞬怖くなるんですが、やはりスリリングさが面白くて楽しかったです。ただ上空はとても寒いので、フルフェイスのヘルメットに、防寒服を着て、手袋を付けるという完全防備で飛び立ちます。そうそう、番組で私が飛び立つ瞬間に叫んでいるのも、フランス語なんですよ。「オニバ!」と言っていて、英語の「レッツゴー」ですね。この言葉も、急に思い出しました(笑)。
―上空から見るモン・サン・ミッシェルは、いかがでしたか?
最高にきれいでした。飛んだ時刻が朝だったので、空気も澄んでいて眺めもよく、海に太陽の光が反射してキラキラ光っていました。私たちの飛行機は、モン・サン・ミッシェルを何度か旋回したので、まるで巨大なオルゴールを見ているような気がしました。それほど幻想的で美しい光景だったんです。私の空中レポートと、ウルトラ・ライト・プレーンから見たモン・サン・ミッシェルの映像は、今回の番組いちばんの見所です!どうぞお楽しみに。

Q.モン・サン・ミッシェルを訪れて感じたことは?
今までモン・サン・ミッシェルは、海に浮かぶ美しい修道院としか思っていませんでした。取材を通して1300年も前に造られたこと、建設に800年もかかったことなどを知り驚きました。またショックだったのが、この美しい修道院が、要塞や牢獄として使われていた時代があったということです。現在も残っている地下の牢獄跡に入れていただきましたが、それはもう恐ろしい部屋でした。床は剥き出しの地面で、狭く窓もない穴のような部屋なんです。中に入ると空気がよどんでじっとりとした感じがしました。ドアを閉めれば真っ暗です。あのような場所に閉じ込められたら、正常な精神を保てる人の方が少ないと思います。おとぎ話のお城のように美しいモン・サン・ミッシェルの悲しい歴史を知りました。けれどそれは地下だけの話です。現在もたくさんの修道士や修道女が祈りを捧げている聖堂は、厳粛な雰囲気が漂いとても美しく、中世に迷い込んだような気分になります。そして私がいちばん感動した場所が、最上階にある空中庭園です。もともと修道士たちが、瞑想する場所だったそうです。下界と切り離された天国のような場所でした。その空中庭園を、モン・サン・ミッシェルの館長さんに説明をしてもらっているときに、ハプニングが起ったんです。空中庭園にはきれいに手入れされた植木があるのですが、まだ少し暖かかったせいか、けっこう蚊がいたんです。そして大きな蚊が飛んできて、館長さんの顔に近づいていくんです。顔を刺されると痛痒くて大変!と思ったと同時に手が出ていました(笑)。見事にアゴに止まった蚊に命中。でも蚊も気にせずに話していた館長さんは、一瞬ポカンとなさっていました。私もすぐに我に返って、慌てて通訳してもらいましたけど。天国のように美しい庭園で起きた珍事件でした。

多くの日本人が行ってみたいと憧れるモン・サン・ミッシェル。美しい祈りの聖地は、どのようにして生まれ、どんな歴史を辿ってきたのでしょうか?番組をどうぞお見逃しなく!



