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| 第1010回 テルモピレー・300人の奇跡 2007/06/02(土)21:00〜 |

阿部 まりな
(あべ まりな)
1983年4月26日生まれ。神奈川県出身。 モデルとしてCM、雑誌等で活躍。特技は、3歳から習っていたピアノで、 絶対音感を持つ。趣味は、歌、映画鑑賞、料理、美術館巡りと多彩。ミステリーハンターは今回で9回目。
古代から栄えたギリシャには、万能の神ゼウスを祭ったオリンピアや、予言の神アポロンの神殿があるデルフィーをはじめ、数多くの世界遺産が残されています。そんな人類の遺産を巡ると2500年前…、ヨーロッパの運命を変えた戦いの姿が見えてくるといいます。舞台となったのはギリシャ神話にも登場するヨーロッパ最古の温泉があるテルモピレー。そこで一体どんな戦いが行われたのでしょうか?今回のミステリーハンター・阿部まりなさんに聞いてみましょう。
Q.テルモピレーで行われた戦いとは?
古代ギリシャとアジアの大国ペルシャによる激戦で、ギリシャ軍の中心になった300人のスパルタ軍が、ペルシャの送り込んだ兵士200万人を相手に大善戦したそうです。とは言っても…、その事実だけを知った時は「本当にそんなことが起こりうるのかな?」と不思議に思ったし、さすがに2500年前の古代ギリシャの話となると、正直、イメージが湧きませんでした。
でも遺跡や土地には、やはり歴史背景があるんですよね。今回の取材で実際に遺跡を巡っていると、そこで色々なことを感じたり、当時の様子なども少しずつ分かってきて、残されたもの全てに物語や意味があるんだな…、と強く感じました。都市国家ギリシャの中で、アテネとスパルタはすごく対照的で、遺跡や食べ物から、その違いがよく分かるのも面白かったですね。そもそもスパルタは軍事国家で、有能な戦士を作るために行われたのが、あのスパルタ教育だったんですよ。

また今回は様々な遺跡の様子はもちろん、ギリシャの温泉や、市場の様子、また古代ギリシャ料理などもレポートしました。だから身近な感覚で、楽しみながら見ていただけるのでは?
300人のスパルタ兵士を率いたレオニダス王の名前を聞いて、私のようにピンとこなくても(笑)、「あ、古代ギリシャってこういうところだったのか」と色々感じたり、納得していただけると思います!
Q.現在のスパルタを訪ねた印象は?
観光地では全くなくて、日本人はもちろん、ほかの国から訪れている方も見かけませんでした。到着するまでは、あのスパルタ教育が生まれた町だから、何かにつけて厳しいのでは!?なんて思ってましたが、その予想は全くハズレでしたね。町の通りにはこじんまりした可愛らしいお店が並んでいて、あちこちに美しい花が咲いていて、地元の方たちものんびりした様子。カフェでお茶を飲んだり、みんなでワイワイ食事をされている様子は、食を大切にする穏やかでスローな町そのものなんです。私のイメージと違って、あまりに平和な感じだったので、食事のときに「こ、このスプーンは重い! やっぱりスパルタだね〜」なんて冗談を言ってふざけちゃうくらいでした(笑)。

― テルモピレーの戦いについては?
もちろんテルモピレーで戦った300人の兵士のことは、地元の方なら誰もがご存知でした。レオニダス王は日本で言えば聖徳太子くらい?有名な感じで、スパルタの町では10人中3人くらいの男性がレオニダスという名前だそうですよ。
でもアテネのパルテノン遺跡などは撮影上の規制があるのに対して、スパルタのアクロポリスは入場料がないどころか町の隅っこに普通にあるという様子でした。一見、ただの遊び場のような感じ!? 歴史と共存しているというか、それが日常のひとつなんだなって思いました。そんな穏やかさのせいか、スパルタは時間の流れが違うと言うか…、2500年前にタイムスリップしちゃう様な感覚にもなれるのが面白かったですね。



