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デジコンアワード受賞式レポート01

第10回 TBS DigiCon6 Awards from Marunouchiが開催され、 日本を含むアジア10地域より応募された2248作品の中から、最優秀賞「Hidden Elders」Radio Television Hong Kong / Postgal Workshopさんが選ばれました。
当日は、各地域よりクリエイターが集結。会場を埋め尽くす観客が見守る中、各賞が発表されました。

会場風景

最優秀賞「Hidden Elders」
Radio Television Hong Kong / Postgal Workshopさん
審査員 伊藤有壱さん
審査員 伊藤 有壱さん
WONG Lo-tak Elizabethさん
WONG Lo-tak Elizabethさん

高齢化社会に対する問題意識をユーモアとファンタジーを織り交ぜたアニメーションが高く評価されました。

審査員 伊藤 有壱さんコメント:

「正直にいいますと僕の中のフェイバリットトワン(一番のお気に入り)がこのHidden Eldersでした。
老人・社会の問題を臭わせながら、それを作品として見せる手腕においてNO.1だったと思います。
ちょっと古くさいとか、堅苦しいテーマを感じさせない自由な絵柄で、さらに新しいデジタル表現を使いながらも手書きのタッチを活かして一人一人のキャラクターが活き活きとしていました。
インタビュアーの話から始まって、サンタクロースを名乗る老人のエピソード、見ていく人を引き込んでいく演出の手腕は見事だと思います。
都会のファンタジーを見終わって、わざとらしくなく自分たちの中に大事なメッセージが残る。そういういい作品でした。」

受賞者 WONG Lo-tak Elizabethさんコメント:

「このストーリーはアニメーターの個人的な気持ちがとても強く込められているので、 みなさんにわかりづらい部分があったかもしれません。
香港では、再開発により 歴史ある素晴らしい建物が、次々と壊されています。 古くからある大切な「価値あるもの」をどんどん壊し、新しくしてしまう。
そういった街の風景と昨今のお年寄りを敬わない状況を作品中に表現しています。

皆さんが作品をご覧になって理解して頂けた事を嬉しく思います。」

優秀賞「レブン」高橋 昂也さん
審査員 伊藤有壱さん
審査員 伊藤 有壱さん
高橋 昂也さん
高橋 昂也さん

審査員 伊藤 有壱さんコメント:

「レブンは、今回いらっしゃっていない審査員の塩田さんが絶賛されていました。
まさに自分の中のマイ・グランプリだと。

昔、文学青年が「ペン一本で歴史とか世界を想像する」みたいなことを、彼は映像を使ってやろうとしている。
真剣に取り組むっていうのは新しいクリエーションの形かなって感心しました。ほんとによかったと思います。」

受賞者 高橋 昂也さんコメント:

「こんな大きい賞をいただいてありがとうございます。
僕の作品は人を楽しませるというコンセプトで作ったわけではないのですが、個人的な思い入れがすごく強かったので、今回認められてうれしいです。
ありがとうございます。」

優秀賞「Chai Break」National Institute of Design さん
審査員 伊藤有壱さん
審査員 伊藤 有壱さん
Sekhar Mukherjeeさん
Sekhar Mukherjeeさん

審査員 伊藤 有壱さんコメント:

「Chai Breakは、サンドアニメーション。砂を薄く敷き詰めてガラスの板の下からライトアップをする方法ですね。
これは原始的な方法ではあるんですが、世界でも数少ない方法です。ところがこれは映像が光であるということを見る人に気づかせてくれます。光の柔らかい変化が描きだす物語が、コンピューターで作るのとは、また違う独特なメッセージを伝えてくれます。
内容的にはプライベートなものだったり心の中だったり抽象的に描かれているんですけど、見る人ごとにいい響きをさせてくれるところがいいなと思いました。」

受賞者 Sekhar Mukherjeeさんコメント:

「まず祖国で協力してくださった皆さんに感謝します。
非常に民主的なプラットホームで自由な表現を可能にしてくれるデジコン6を応援したいと思います。
若い才能やいろんな分野の方々が参加できるコンテストとして、是非続けていただきたいと思います。」

優秀賞・梅図 かずお 特別賞「チェーンソー・メイド」長尾 武奈さん
審査員 楳図 かずおさん
審査員 楳図 かずおさん
長尾 武奈さん
長尾 武奈さん

審査員 楳図 かずおさんコメント:

「ほんと一分の隙もなくエンターテインメントを貫いてもらって、見てる人をぐっと引き込んでしまう力を持っていらっしゃるんですね。
分析したのですが、もう一つ長尾さんは、プロレスの作品も応募されてまして、この方は「バトル」モノが得意なんだなと思いました。
今回は「バトル」というところで勝負してますけど、もっとストーリー性とか入れていって話を個性的なものに区別し、ドラマ性のところをしっかり勉強されるといいなと思いました。」

受賞者 長尾 武奈さんコメント:

「ありがたいです。まず今回賞をくださったデジコンの皆様と審査員の皆様、楳図先生にほんとに感謝しています。
ありがとうございます。あと、なかなか今まで公の場で評価されてこなかった、というか日のあたらない作品だったので、すごくうれしいです。
いろいろ過激な部分もありますけど楽しんでいただけたらうれしいです。ありがとうございます。」

丸の内賞「BUILDINGS」上甲トモヨシさん
三菱地所株式会社 廣野 研一さん
三菱地所株式会社 廣野 研一さん
上甲トモヨシさん
上甲トモヨシさん

三菱地所株式会社 街ブランド企画部 担当部長
廣野 研一さんコメント:

「この作品は、我々選ぶ側にとってまさに「やられた」と感じた作品でした。 というのは、我々どもは丸の内の再開発・街づくりを進めています。 どんどんビルを立て替えているわけです。
この作品は、もともと高圧的な主人公のビルディングが、最後は周辺の住民を救って、また新しいフロンティアを築いていくというストーリー。
我々が今まさにやっている「街づくり」に、オーバーラップするところが非常にたくさんあると感じました。
もちろん画面から伝わってくる画質とか手書きのイラストも素晴らしく、やさしくて、温かさを感じました。
無機質になりがちな街をできるだけ温かく、多くの人を迎えられる街にしようと思っておりますので、今回この作品を選ばせて頂きました。」

受賞者 上甲トモヨシさんコメント:

「狙ったわけでは無いですが、今話を聞いてすごいぴったりな作品だなと思いました。
ほんとビックリして大変うれしく思います。ありがとうございます。」

HP & Microsoft賞「capcell」武士 由衣香さん
日本HP 大橋 秀樹さん
日本ヒューレット・パッカード株式会社
大橋 秀樹さん
武士 由衣香さん
武士 由衣香さん

日本ヒューレット・パッカード株式会社
パーソナルシステムズ事業統括
ワークステーションビジネス本部
大橋 秀樹さんコメント:

「非常に温かみと癒しを感じる作品で、我々普通の一般企業・会社員ですので、一般の視点から選ばせて頂きました。
審査作品の中で一番心が温まるというか、我々サラリーマンは日々疲れておりますので、そういった疲れたサラリーマンを癒してくれる作品かなと思い、マイクロソフトさんと協議の上、選ばせて頂きました。」

受賞者 武士 由衣香さんコメント:

「ありがとうございます。
ほんとに信じられなくて今もポカーっと見てて、自分の映像が流れて『えっ?本当?』みたいな…
今も信じられない感じです。
このような賞をいただけてほんと光栄です。ありがとうございます。」

BS-i賞「JIRO AND MIU」仁藤 潤さん
株式会社 BS-i 山田 亜樹さん
株式会社 BS-i 山田 亜樹さん
仁藤 潤さん
仁藤 潤さん

株式会社 BS-i 編成本部編成部編成課
山田 亜樹さんコメント:

「まず、ほんとに丁寧なお仕事っていう印象です。
キャラクターもかわいらしいし、質感みたいなものがとても好きです。
でもこの作品は、ただそれだけじゃない感じがというか、 私も長年テレビの仕事をしていますが、技術などの進化の割に、クリエイティビティみたいなものは貧弱になっているような、そして時間もお金も切り詰められた中で、作る喜びみたいなものを忘れている感じがしています。
この作品は、プリミティブな作る喜びに満ちていていいなってほんと思いました。 心からエールを送り、そして私たちの自戒の念も込めてBS-i賞を送ります。おめでとうございます。」

受賞者 仁藤 潤さんコメント:

「大学の時は見る専門だったんですけど、卒業してから2年間チェコに行ってきました。今回デジコン6ということでデジタルのコンテンツな訳ですが、この作品は35ミリフィルムで制作されデジタルを使ってないため大丈夫かなと心配していました。 その枠を越えて選んでいただいてありがとうございます。」

TBS DigiCon6.com賞「ソフトさんの悲劇 バージョン3.0」杉山 実さん
株式会社TBSディグネット 木原 毅さん
株式会社TBSディグネット 木原 毅さん
杉山 実さん
杉山 実さん

株式会社TBSディグネット 代表取締役社長
木原 毅さんコメント:

「賞の感想の前に、どういう方がこれを作ったのか非常に楽しみにして参りました。
あのキャラクターが、どこからどういう感じで生まれてきたのかなと思いましたけど、この不条理なものを温かいキャラクターでコラボさせるという非常に難しいところをやったというのが素晴らしいなと思います。」

受賞者 杉山 実さんコメント:

「ちょっとビックリしているんですけど…。ありがとうございます。 あのキャラクターは自分で食べてたソフトクリームを、実際落としてしまって、『あぁこんなものか』と…。
実はそのソフトクリーム、割りと高いやつだったですよ(笑)」

サンライズ賞「ALGOL」岡本 憲昭さん
株式会社サンライズ 松本 悟さん
株式会社サンライズ 松本 悟さん
仁藤 潤さん
岡本 憲昭さん

株式会社サンライズ 取締役
松本 悟さんコメント:

「今回受賞された岡本さんの「ALGOL」ですが、 我々がアニメーション制作をする際、ただストーリーだけではなく、 背景の一つ一つ、またその裏にあるドラマ設定など、いろいろ表現し作品になるわけです。
この「ALGOL」という作品の奥深さ・イメージは、 今後サンライズが作る映像作品にて、使用したい表現を持った作品だと思います。 そういった意味でサンライズ賞をつけさせていただきました。
キャラクター作りですとか、メカなどいろいろな制作・設定という意味でも 岡本さんの可能性は非常にあると思います。おめでとうございました。」

受賞者 岡本 憲昭さんコメント:

「受賞させていただきありがとうございます。
頭の中にあった映像を初めて形にできた作品かなと思っているので、このような賞をいただけることを非常に光栄に思います。どうもありがとうございます。」