2008年12月03日
TBS総務局 広報IRセンター

 12月3日午後3時より、井上社長による定例記者会見が放送センター20階、役員大会議室で開かれました。概要は以下のとおりです。

<筑紫さんご逝去について>

 個人的にも親しくお付き合いをさせていただきまして、病状についてはそれなりに存じ上げていたつもりでしたが、やはり訃報を聞いたときには呆然といたしました。
 亡くられた時にはメディアにも大きくとりあげられましたが、TBSにとっても本当に大きな存在でした。「ニュース23」を放送していることは我々の誇りでもあり、追悼の意味を込めた特別番組も放送させていただきました。ご冥福を心からお祈り申し上げます。

<08年総括と09年への抱負>

 今年は、この夏以降、100年に一度の金融危機と表現されるほど経済が悪化し、1929年の世界恐慌以来だという感じがしている。しかしながら、日本経済が浮揚するためには、今後、内需拡大が必要になってくる。その際に、最も寄与できる媒体はテレビであると自負している。
 TBSは、春に赤坂再開発を完成させた。サカス広場やACTシアター、ライブハウスのBLITZ、Bizタワーを効果的に使って、番組・事業・不動産と多方面にわたって収益を上げる態勢を整えた。夏にはスタイリングライフ・グループの経営権を取得し、秋には持株会社化に向けたグループ再編方針を打ち出した。放送事業が中核という方針に変わりはないが、情報・娯楽から生活スタイルまで、幅広く世の中の興味や需要に応え、それを上手く放送業へフィードバックする体制を作り、改めて攻めの体制でやっていきたいと思う。
 来年は、視聴率トップを目指して頑張りたい。各局視聴率は僅差なので我々にもチャンスがない訳ではないと思う。赤坂サカスや番組の二次利用、映画などを通じて、現場全体が一致協力してTBSを盛り立てようという気風が出てきている。来年は、さらに一層効率的なTBSグループを形作っていきたいと思う。

<編成関連>

 金曜22時「流星の絆」の平均16.4%をはじめ、10月期の連続ドラマは堅調に推移している。土曜22時「情報7daysニュースキャスター」が平均13.5%と安定してきた。視聴者の関心が高いニュースにも機敏に対応しており、安住アナウンサーとビートたけしさんのコンビも好評だ。一方で、水曜19時「復活の日」、20時「悪魔の契約にサイン」、21時「水曜ノンフィクション」等が苦戦しておりテコ入れを図っているところだ。
 12月24日には「シリーズ激動の昭和〜あの戦争は何だったのか〜日米開戦と東条英機(仮題)」を4時間半にわたって放送する。また、12月30日に放送する「第50回 輝く!日本レコード大賞」は記念すべき50周年にあたるため、約5時間の大枠となる。大晦日は、恒例となった格闘技「ダイナマイト」。2009年元日の夜は、人気番組「東京フレンドパーク」の4時間半スペシャル。1月2日には「世界のピラミッド徹底解剖!人類最大の謎を解けスペシャル」を5時間にわたって放送することになっており、2009年がいいスタートを切れるよう、すべての年末年始番組に全力で取り組んでいく。
 4月改編については、一部報道があったようだが、来春から、2時間規模のニュース番組をゴールデン帯に編成することにした。詳細な時間枠は調整中だが、月曜から金曜まで18時頃から20時頃までの帯番組となる予定だ。TBS・JNNが総力をあげて大型ニュース番組を成功させたいと思う。

<営業概況>

 10月はネットタイムがレギュラー番組の大幅カロリーダウンで前年90%、ローカルタイムは竹内まりやのテーマ曲で綴った3夜連続ドラマのセールスが成功し104%、スポットは前年比92%で着地。第3四半期の見通しは、ネットタイムは月〜木22:54枠でネット ミニ枠がスタート、売上増に寄与したが、レギュラー番組の大幅カロリーダウンで前年実績には届かない見込み。

<第2四半期決算>

 収入については、株式会社スタイリングライフ・ホールディングスを7月から連結子会社化したことと、TBS単体の事業部門と不動産部門が好調だったことなどにより、連結・単体ともに、増収となった。しかし、テレビ広告収入の落ち込みが大きく、利益面では、連結・単体ともに、減益であった。

<事業>

 12月2日現在で、「おくりびと」は動員245万人、興行収入28億5200万円を記録。「私は貝になりたい」は動員83万人、興行収入 9億9700万円を記録、好調なスタートを切った。内容的にも高い評価をいただいており、今後冬休みから正月にかけてロングランヒットになることを期待する。2008年のTBS映画は、「花より男子ファイナル」が本年実写邦画NO1となる興行収入77億円を記録するなど明るい話題が多く、充実した1年となった。また、8月2日に開幕したフェルメール展も昨日までの入場者が80万人となり、当初の目標は達成した。最終動員は90万人を超える見込みだ。

<TBS R&C> 余田社長

 10月聴取率調査結果で、TBSは1.4%で、2001年8月以来、44期、7年4ヶ月連続首位を達成した。番組では「大沢悠里のゆうゆうワイド」、「森本毅郎スタンバイ!」、土曜日「永六輔その新世界」、「久米宏 ラジオなんですけど」、日曜「安住紳一郎の日曜天国」が、いずれも聴取率2.0%を越えており、全ワイド番組のレイティングトップ5を独占。
 年末年始特番では12月に「FIFAクラブワールドカップ2008」をラジオ独占で生中継する。12月25日には、稲垣潤一さんの楽曲にのせて、お笑いコンビ・麒麟の川島明さんと松浦亜弥さんの恋愛ラジオドラマ「稲垣潤一サウンドシアター」を放送。大晦日の年またぎは、昨年に続き、ライムスター宇多丸さんのスペシャル番組を放送予定。

以上