2008年10月29日
TBS総務局 広報IRセンター

 10月29日午後3時より、井上社長による定例記者会見が放送センター20階にある役員大会議室で開かれました。概要は以下のとおりです。

<編成関連>

 下期の視聴率は4週平均で、全日帯7.5%で4位、ゴールデン11.7%で5位、プライム11.8%で4位という状況だ。各社下げ基調の中で、全体として数字が詰まっており僅差になっている。4週間にわたる期末期首の特別編成では、人気企画・大型企画を数多くラインナップし、『金スマ波瀾万丈スペシャル』19.4%などが健闘し、まずまずの結果だった。また、10月3日に生放送した清原和博選手引退特番は、タイムリーな企画で内容も好評、視聴率も13.9%を記録した。10月12日には、緒形拳さん追悼ドラマ「ディア・フレンド」を急遽編成し、視聴率は14.2%だった。この期末期首編成の反省すべき点をしっかり総括し、今後に生かしていきたい。
 10月の新番組は総じて手応えを感じている。特に連続ドラマが好調で、大変嬉しく思っている。金曜ドラマ『流星の絆』は、初回21.2%と、民放の10月ドラマではトップの視聴率でスタートすることができた。女性や10代の若い世代に圧倒的な支持を得ているようだ。大変心強い反応だと思う。日曜劇場『SCANDAL』は初回16.9%で、こちらも多くの女性視聴者をつかんでいる。今後も期待したい。土曜22時の『情報7daysニュースキャスター』は3回の平均視聴率が13.7%と徐々に上がってきている。安住アナウンサーとビートたけしさんのコンビは、これからも大いに期待できると思う。水曜21時の『水曜ノンフィクション』は苦戦しているが、内容は高品質のノンフィクションとなっている。今後旬なテーマを扱っていくと聞いているので、期待している。総じて10月編成は明るい期待を持って見ている。
 年末年始編成では今年は『日本レコード大賞』が50周年を迎えるので、節目にふさわしいスペシャル番組として12月30日に編成する予定。大晦日は恒例の格闘技イベント「ダイナマイト」を編成するほか、大型企画として、年末に日米開戦をテーマにした4時間規模の特番を編成する予定だ。3月に「東京大空襲」を放送したが、今回はそれに続く昭和史企画となる。その「東京大空襲」は、昨日発表された民放連の「第4回・放送文化大賞」テレビ部門の準グランプリを獲得し大変嬉しく思っている。こういう作品を積み重ねていきたいと思う。是非多くの視聴者にみていただける意義ある番組にしたいと思う。

<営業概況>

 スポット市場の急激な冷え込みで東京地区では前年比90%にも届かず、タイムセールスも視聴率低迷によるカロリーダウンで前年割れとなった。その結果上期の総売り上げで前年の約93%の着地となった。
 10月以降のスポット市場も相変わらず厳しい。景気に伴い制作費を簡単に抑えられるものではないし、下期についてはしばらく厳しい経営状況が続くかと思う。

<赤坂サカス関連>

 有料のアイススケートリンクをメイン施設とした大型イベント「White Sacas」を行う。期間は12月6日〜2月15日の72日間で、リンクサイドには番組ブース、飲食ブース、スポンサーブースなどを設置する。また、リンクに隣接した多目的ステージでは、番組収録や生中継をはじめ、クリスマスや年末年始、バレンタインなどに合わせ、様々なイベントを企画している。リンクではアイススケートショーなども行う予定だ。エリア内には、「LED」を使ってライトアップされたクリスマスツリーを設置する他、エリア全体におよそ20万球の美しいイルミネーションを配置し、幻想的な空間を演出する。是非ご覧頂きたいと思う。

<事業>

 映画事業が好調だ。「おくりびと」は非常に良い内容で、公開45日間で動員212万人、興行収入24億6300万円を記録。現在公開中の「イキガミ」や「ICHI」はこれからのさらなる伸びに期待したい。今後は11月22日(土)公開の中居正広さんと仲間由紀恵さん主演の「私は貝になりたい」、そして来年1月17日公開の妻夫木聡さん檀れいさん主演の「感染列島」。この2作品に大いに期待したいと思う。
 「フェルメール展」が本日、76日目で50万人目の入場者を迎え、好調に推移している。11月3日には、特別番組 文化の日・第一生命スペシャル「フェルメールの暗号〜光の天才画家の作品と生涯の謎を解く〜」の放送を予定している。

<TBS R&C> 余田社長

 10月編成がスタートして1ヶ月、土曜朝の『堀尾正明プラス』の堀尾さんは、長年NHKアナウンサーを務められた“喋りのプロ”だけに、番組進行やゲストトークなど、非常に安定していると感じる。また、電話でレギュラー出演中の、楽天・野村監督も、クライマックスシリーズ、WBC監督人事等タイムリーなコメントをうまく引き出して頂いている。リニューアルを行った『全国こども電話相談室・リアル!』は、恋愛、いじめ、自殺など現代の子供達の悩みの相談に乗っている。44年続いた番組の大リニューアルだったので、不安なところもあったが、時流にあわせた企画変更だった。
 デジタルラジオ関連では、7月に関東と関西のラジオ局で「関東デジタルラジオ放送企画LLC合同会社」「近畿ブロックデジタルラジオ準備会」を設立し、デジタルラジオ放送に関する調査、情報収集などを行ってきた。この2つが中心となり10月、「デジタルラジオ全国連絡協議会」を設立した。目的は全国的な課題を検討し2011年以降の本放送実現を具体化することで、21日に第1回総会を開催した。総会には60社104名の実務担当者が集まり、活発な議論が繰り広げられた。今後は全国7ブロックに「分科会」を設け、具体的な課題を検討していく予定だ。  今年も年末年始飲酒運転撲滅キャンペーンを、12月15日(月)〜1月12日(月・祝)まで行う。番組・CMなどで告知し、ドライバーに向けての啓発活動を行っていく。
 2004年の4月から視覚障害の方へ番組表を作成している。半期毎に作成し、今回第10号になった。目の不自由な方にはラジオを頼りにして頂いている、引き続きこういう形で、番組情報を出していきたい。

以上