2008年10月07日
TBS総務局 広報IRセンター

 TBSは、アメリカ4大ネットワークの一つABCが今夏放送したヒット番組“Wipeout(ワイプアウト)”について、TBSが著作権を保有する『風雲!たけし城』や『SASUKE』、『KUNOICHI』と番組コンセプトや演出方法が酷似しており、著作権侵害や不正競争に当たるとして、日本時間の本日未明(現地時間10月6日午前)、米ABCを相手取り、番組の差し止めと損害賠償を求めて、カリフォルニア連邦地方裁判所に提訴しました。

 “Wipeout(ワイプアウト)”は、米ABCが今年6月から毎週火曜日のプライムタイム帯(午後8時〜9時)で放送を開始した番組。一般の視聴者が屋外に設置された様々なゲームアトラクションにチャレンジするというもので、放送開始以降、視聴率で放送日の全局番組中トップとなるなど、米ABCでは、この夏最大のヒット番組となっています。全11話の第1シーズンは9月16日に放送を終了しましたが、米ABCでは既に全16話の第2シーズンの制作を発表しています。

 一方、80年代後半に日本で大ヒットしたTBSの『風雲!たけし城』は、海外でも人気が高く、TBSでは既に50を超える世界の国々にライセンス販売しています。アメリカでも“MXC(エム・エックス・シー:Most Extreme Elimination Challenge)”というタイトルで、03年から英語の吹き替え版が放送されており、人気を博しています。また『SASUKE』と『KUNOICHI』のアメリカ版“Ninja Warrior”も06年以降、評判を呼んでおり、巨大障害コースに挑戦する番組コンセプトは、アメリカでも広く知られ、アメリカに新たなゲーム・ショー・ブームをもたらしたとも言われています。

 “Wipeout(ワイプアウト)”は、上記TBSの各番組の持つ基礎的な構造から番組のフォーマット、イベントの流れ、ナレーション、多くの障害物コースや撮影方法、音楽の効果に至るまで、多岐にわたって酷似しており、到底看過できるものではないことから、TBSは、米ABCの提訴に踏み切ったものです。

【TBSのコメント】

 米ABCの今回の行動に大きな憤りを感じています。当社のみならず、創造した価値あるテレビ番組という貴重な財産を守らなければならないという観点から、裁判所による判断を仰ぐのが最善であると判断いたしました。