2008年09月25日
TBS総務局 広報IRセンター

9月24日午後3時より、井上社長による定例記者会見が放送センター20階にある役員大会議室で開かれました。概要は以下のとおりです。

<編成関連>

 2008年度の上期、視聴率状況は、第25週を終えて全日帯7.3%で4位、ゴールデン11.0%で4位、プライム10.9%で5位と大変厳しい結果となった。7月クールのドラマは、北京五輪など特殊な事情があった中、日曜劇場「Tomorrow」が平均12.7%、金曜ドラマ「魔王」が平均11.5%と健闘した。この他、日曜23時30分に社会貢献に取り組む若者達のドキュメント番組「ワンステップ!」がスタートし、良質の番組だと好評頂いている。北京五輪は、TBSは他の民放に比べて善戦したものの全体的には「NHKの一人勝ち」という結果となった。今回の結果をふまえ、今後の対策を考えていきたい。
 10月のゴールデン・プライム帯での改編率は、1993年の秋以来、15年ぶりの大掛かりなもので、ドラマも含めると46.4%となる。放送局をめぐる経済環境は大変厳しいが、さらなる効率化を図り、番組の質を下げることなく、いい番組を作っていきたいと思う。

<夏サカス総括>

 「夏Sacas」は、181万人もの方々にお越し頂き大成功で終えることができた。「番組を体感できるTBSの夏祭り」というコンセプトのもと、数々の番組が連動してイベントを盛り上げた。その後、9月10日から10月13日まで「赤坂アートフラワー08」と銘打ち、サカスだけでなく商店街や学校など赤坂一帯で18組の芸術家の作品を展示するイベントを展開している。冬は、クリスマスの時期に合わせて現在企画を検討、サカスに関しては、今後も積極的に番組との連動を図り、東京の新しい文化発信基地として活用していきたい。
 サカスとは別だが、一人でも多くの乳がん患者の命を救おうという「ピンクリボン活動」に積極的に取り組むことを決めた。来月の「ピンクリボン月間」に合わせて、TBS屋上のビッグハットをピンクにライトアップ(9月30日〜10月5日)するのを始め、様々な取り組みを通じて、この運動を広く知っていただきたいと考えている。

<TBSグループ再編の方針について>

 来年の4月をめどに、現在の東京放送は、上場を維持したまま「認定放送持株会社」となり、現在のTBSテレビが放送免許を継承し、免許・編成・制作が一体となった「放送局」に移行する方針を社外も含めた臨時取締役会で決めた。但し、放送設備をはじめとして、大きな資産の移動を伴う企業再編なので、株主総会の特別決議で3分の2以上の賛成が必要となる。このため、12月の中旬に臨時株主総会を開く予定だ。  TBSテレビは「放送局」として、強いコンテンツを作り、それを生かすことが目的。また、グループ各社は、それぞれの目標に向かう、そういう「最良のメディア・グループの構築」をめざしている。

<営業関連>

 第2四半期も第1四半期に引き続き、広告市場の厳しい冷え込みは続いており、ネットタイム、ローカルタイム、スポットともに前年を割り込む見込み。上半期トータルの総収入は93%程度を予想している。タイムセールスは6月にバレー北京五輪予選やEURO2008など、去年はなかったスポーツ単発があったため、第1四半期は前年を越える売り上げになった。第2四半期は8月に北京五輪があり単月で100億を超える売り上げとなったが「世界陸上大阪大会」のあった前年実績には届かない見込み。スポットは、第1四半期、市況が大きく落ち込み、前年比85%以下、また第2四半期も市況は回復せず前年比90%程度の見込み、上半期トータルでは前年比87%程度の見通し。

<(株)スタイリングライフ・ホールディングス株式取得について>

 中核におく放送事業の維持・発展のため、収益上これに連動・貢献できる周辺事業の整備を一挙に進める狙いがあった。スタイリングライフの持つ「若者層を中心としたマーケティング力や商品開発力・企画力」が、TBSの番組作りや事業・イベントなどによい刺激を与え、相乗効果が出ることを期待している。株式取得の手続を完了した7月31日の翌日から、提携委員会の第1回会合を開き、その後、5つの分科会に分かれて、協議を続けており、両社のシナジー効果が出ることを楽しみにしている。

<事業関連>

 「花より男子ファイナル」9月23日までの公開88日間で動員633万人、興行収入76億6千万円を突破。「おくりびと」は9月23日(火)までの公開11日間で動員84万人、興行収入9億8千万円を記録。第32回モントリオール世界映画祭グランプリを受賞など公開前に大きな話題を集めたことが追い風となり好調なスタートを切った。
 東京美術館の「フェルメール展」は、9月18日までの累計入場者は26万3323人(一日平均6422人)で、好調のうち、ほぼ3分の1が終了した。今後、12月14日までの期間、日ごろ美術展には縁の遠い一般入場者が増えることを期待している。

<TBSR&C>余田社長

 本日発表の8月聴取率調査結果は1.5%で、43期連続聴取率首位達成し、聴取率トップも8年目に突入した。リーディングカンパニーの使命として、ラジオ音声媒体自体の数字の底上げにも力を入れていきたい。
 10月改編率はナイターも含めて26%強。主だったところは、NHKをこの春退社した堀尾正明アナウンサーがパーソナリティを務める、3時間の生ワイド番組、「土曜朝イチエンタ。堀尾正明+PLUS!」をスタートさせる。また1964年7月から長年続けてきた「こども電話相談室」をリニューアルし、現代の子供たちの悩みに対する答えを一緒に探す番組、「全国こども電話相談室・リアル!」をスタートさせる。
 8月5日に、1セグメント方式を基本とするデジタルラジオの本放送開始に向けて、TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、ベイFM、NACK5、FM横浜の6社で「関東デジタルラジオ放送企画LLC合同会社」を立ち上げた。今後は、同じ考えを持つ全国のラジオ局で情報を共有し、全国的な課題の検討などを行うための「デジタルラジオ全国連絡協議会」を間もなく発足させる予定。
 デジタルラジオで、TBSラジオのサイマル放送を9/29より実施する。「TBSラジオデジタル」にて月〜土6:00〜27:00、日6:00〜25:00。一部を除いてAM954の番組をサイマルで聞けることになる。

以上